2018年1月15日 (月)

ハイレゾ音源の紹介 VOL.88 ウィグモア・リサイタル

Uml4715 VOL.81 ウィグモア・リサイタル
 
アントニオ・メネセス 、マリア・ジョアン・ピリス

FLAC 96kHz/24bit

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ピリスに関しましては、以前LSO LIVEでご紹介させていただきました。VOL15

それ以外のハイレゾも少なく、今回グラムフォンから出ている2014年配信開始たウィグモア・リサイタルをご紹介させていただきます。

何故ご紹介させていただいたかというと勘の良い方はお解りかと思われます。
ピリスは昨年引退を発表しました。日本公演も危ぶまれていたようですが、4月12日、17日サントリーホールでのコンサートは昨日先行予約が始まりました。
 
サントリーホール予定表はこちら

私も聞きに行く予定ではあります。

CDではショパン:夜想曲全集、モーツァルト:ピアノソナタは試聴でも良く使用しました。実際ピリスから始まり色々なピアニストの曲を聴くようになりました。
私の中ではきっかけをくれたのピアニストだけに残念ではあります。

さてどうしてもソナタのイメージが強いのですが、今回紹介させていただくアルバムはチェロのアントニオ・メネセスとの息のあった演奏も聞きどころです。3つの間奏曲ではピリスのソナタが楽しめるのも良いです。

ホールの響きは多めに感じますが、それがまた心地よさを運んできます。

是非ハイレゾでお楽しみいただきたいところです。H.A.L.3 島



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2018年1月 7日 (日)

ハイレゾ音源の紹介 VOL.87 ミュージック・ブック

Nopa1308 VOL.80 ミュージック・ブック/溝口 肇
 
DSF 5.6MHz/1bit
 
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新年最初のハイレゾ音源の紹介は チェリストであり、作曲家であり、プロデューサーでもある溝口 肇の2107年発売のアルバムとなります。
こちらのアルバムは12曲入りですが、2曲を除いてDSD 11.2Mの録音となっております。
レコーディングエンジニアは大御所でもあるMIXER'S LABの会長の内沼 映二氏となります。

今回セルフカバーアルバムになりますが、ジャズアレンジがなんともおしゃれです。何度も耳にしております世界の車窓からや天気予報の恋人などまた違う楽しさを感じることができます。改めて彼の作品にほれ込んでしまいます。

やはり最初からDSDで録音されているものは質感も高いですが、PCMからDSD変換された2曲も特に違和感なく聞けております。
この空気感と音の芯はDSDならではのように感じます。

今回ご紹介させていただいたのでは5.6MHzですが、実際11.2MHzで再生可能なD/Aコンバーターやネットワークプレーヤーをお持ちでしたら11.2MHzをお勧めしたいところです。どうしても店頭で試聴に使用するということもあり、5.6MHzにさせていただきました。

H.A.L.3 島 健悟

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2017年12月30日 (土)

ハイレゾ音源の紹介 VOL.86 SHAKE

Smj4547366315554 VOL.79 SHAKE /TOKU

FLAC 96kHz/24bit

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2017年最後はジャズ・ヴォーカリスト&フリューゲルホーン・プレイヤーのTOKUのニューアルバムを紹介させていただきます。2017年日本プロ音楽録音賞にこのアルバムの中のPurple Rain featuring SUGIZOが選ばれております。

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このアルバムのSHAKEの名の通り色々なミュージシャンとコラボしております。先ほどの紹介したのLUNA SEAのSUGIZO以外にも、Yasei Collective、AISHA、ZEEBRA、DABO、シシド・カフカ、土屋公平、石川俊介(ゼノン石川)、ゴスペラーズ、多和田えみ、大黒摩季、NAOTOが参加。

また選曲もデビット・ボーイ。プリンス、ドナルド・フェイゲンなど馴染みの曲が多いのも楽しいところです。CDとは比較しておりませんが、このグルーブ感はアレンジ、そして録音によるところも大きいかと思います。ゴスペラーズがコーラスを飾ったMaxineは哀愁と空間を感じることができ、お気に入りです。やはり録音が良いと伝わり方が違いますし、ハイレゾというところもこのアルバムの良さを引き出してくれているのではないかと思います。
それにしてもTOKUの日本人離れしたVOCALはぐっときます。H.A.L.3 島

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2017年12月20日 (水)

ハイレゾ音源の紹介 VOL.85 The Christmas Wish

Wnr814647021799 VOL.78 The Christmas Wish/Herb Alpert

FLAC 96KHz/24bit

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今年の9月に配信を開始したHerb Alpertの新譜となります。
Herb Alpertと言えばやはりオールナイトニッポンのテーマソング曲で有名なHerb Alpert & The Tijuana Brassとして出したアルバムhipped Cream & Other Delightsの中のBITTERSWEET SAMBAではないかと思います。

実はこのアルバムはHerb Alpert氏にとって2枚目のクリスマスアルバムとのことですが、何と50年ぶりとのことです。御年80を越えてもまだ現役というのは本当に素晴らしいと思います。

味のあるトランペット。また聖歌隊をそろえた曲も入っております。
リズミカルでウキウキ感満載のアルバムです。この時期にしか聞けないのが残念ですが、25日まではこのアルバムをかけながら皆様をお迎えしたいかなと思っております。H.A.L.3島


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2017年12月 8日 (金)

ハイレゾ音源の紹介 VOL.84 シューベルト:ピアノ五重奏曲

Uml00028947975731 VOL.77 シューベルト:ピアノ五重奏曲《ます》
[2017年 ライヴ・アット・フェストシュピールハウス、バーデン・バーデン]

アンネ=ゾフィー・ムター >, ダニール・トリフォノフ >, ファユン・イ >, マクシミリアン・ホルヌング >, ロマン・パトコロ

FLAC 96kHz/24bit

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12月3日(日)に開催させていただいたMeridianの試聴会にて評論家の麻倉 怜士氏にご紹介いただいたアルバムになっております。

今年の11月に発売されたアルバムで若手の演奏家と共演することによるムターのプライドのこもった演奏が楽しめます。

馴染みの曲だけにクラシックがあまり得意ではない方にも解りやすいのではないかと思います。H.A.L.3 島



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2017年12月 1日 (金)

ハイレゾ音源の紹介 VOL.83 Cashmere

Uml00602567089773 VO.76 Cashmere 
 
辛島 美登里
  
FLAC96kHz/24bit

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彼女の曲を最初に聞いたのは10代の思春期。
ここ最近ドラマを見ることは減りましたが、あのドラマとサイレント・イブという曲が私の胸を打ったことを今でも覚えております。

今回こちらのアルバムにも収録されておりますが、当時と変わらない美声を聞かせてくれます。カバー曲としては中島みゆきの「糸」そして手嶌葵の「明日への手紙」はやはり素晴らしく、辛島ワールドを作り出してくれました。往年の歌手のカバーアルバムは非常に多いですが、その曲を選択した理由を本当は聞きたいですね。カラオケと同じにしては失礼かもしれませんが、テレビでもカラオケバトル、ものまねなどもやはりリスペクトがあってこそ伝わることがあるのではないかと思います。
12月のあわただしい時こそ彼女の歌声で落ち着く時間も必要かもしれません。
さてこちらは録音も良く、試聴会でも使用できます。多少エコーが多いのも気になりますが、ヴォーカル、ギター、ピアノとシンプルな構成だけにサウンドチェックするのにも解りやすいかもしれません。とはいえ音ではなく音楽を楽しんだ方が良いですが・・・

H.A.L.3 島

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2017年11月25日 (土)

ハイレゾ音源の紹介 VOL.82 HD Classical Volume 1,2

Srt004 Srt005
VOL.74 HD Classical Volume 1,2
 
The Royal Philharmonic Orchestra
 
WAV96kHz/24bit
 
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ロイヤルフィルハーモニーオーケストラの演奏で楽しめるクラシックのコンピレーションとなります。なんとなくサンプル音源に近いですが、ダイナミックレンジも広く、情報量も多く非常にデモンストレーションにはもってこいのデータになります。
クラシックファンには怒られそうですが、あまりクラシックをお聞きにならないお客様でも聞いたことのある曲が多く収録されておりますので、クラシックの勉強をするのにも良い選曲ではないかと思います。

実際先日の弊社のイベントマラソン試聴会では「カルミナブラーナ」を使用させていただきました。比較試聴する際には非常に解りやすい音源ですので、機器の特徴がしっかり出て良いアルバムです。

2タイトルで¥2,000というのもうれしいですね。

H.AL.3 島

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2017年11月12日 (日)

ハイレゾ音源の紹介 VOL.81 Timeless 20th Century Japanese Popular Songs Collection

Smj4547366329803 VOL.73 Timeless 20th Century Japanese Popular Songs Collection (13 Tracks)
KEIKO LEE
FLAC 96kHz/24bit
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ジャズ界の女性VOCALで人気を誇るKEIKO LEEがJ-POPをカバーしたアルバムとなります。
どうしても♪卒業写真が入っていると聞きたくなるのですが、今回の選曲の中にある山下 達郎の♪あまく危険な香り、♪海を見ていた午後 などどういうアレンジで聞かせてくれるか非常に興味がありダウンロードしました。
このアルバムはご本人が選んだのかは知りえませんが、オリジナルの良さを壊さずにKEIKO LEEの世界をプラスしてまた新しい世界を作り出してくれました。かまやつさんの♪我がよき友よ は違和感あるかなと思いましたが、アレンジも良くかっこよく感じました。調べてみたら盟友だったとのことでした。
こういうカバーアルバムは向き、不向きを感じてしまい、聞かない曲も多いのですが、このアルバムの選曲はアルバムを通して楽しめます。
カバーの場合は色々と言われてしまいがちですが、アーティストのルーツを辿ることも出来るとともに、アーティストがアーティストに対する思いも感じ取れて私は好きですね。

もともと録音はCDでも良いとは思いますが、ハイレゾらしい純度を感じることが出来ました。
オーディオ的な低域や高域ではなく、音楽を聞かせてくれるアルバムではないでしょうか。
H.A.L.3 島

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2017年10月20日 (金)

ハイレゾ音源のご紹介 VOL.80 MY ROOM side1 / side2

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VOL.72 MY ROOM side1 / side2
WAV 192kHz/24bit
購入先はこちら side1 / side2

オーディオ業界でも有名になっているウィリアム浩子の2枚のアルバムを紹介させていただきます。192kHz/24bitで録音されており、そのままの情報量で配信しておりますので、これこそハイレゾの醍醐味ではないかと思います。オーディオルームで録音しているというところも非常に興味深いところがあります。非常に生々しい録音で今まで紹介していなかったことが不思議です。VOCALもさることながら、ギターの魅力が本当に良く伝わってきます。

選曲も非常に個人的には好きですが、特にside2の「If」は胸打たれました。

さて今回2枚紹介させていただいたのには理由があります。side1、side2となりますが、こちらはCDでもそれぞれ発売されておりますが、この2枚をカップリングしたLPも発売しております。
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ハイレゾを紹介しながらのアナログの紹介となってしまいますが、このアナログはデジタルマスターからアナログマスターを作成しております。
アナログの良さというのももちろん理解しておりますが、この比較は非常に興味深いものです。

それぞれの良さを感じ取ってもらえるのではないかと思います。

弊社のマラソン試聴会の私のプログラムでは、こちらの違いをご試聴いただこうかと考えております。

マラソン試聴会2017の詳細はこちら

それでは、皆様のマラソン試聴会のご参加心よりお待ち申し上げます。H.A.L.3 島

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2017年10月13日 (金)

ハイレゾ音源のご紹介 VOL.79 Clasico [クラシコ]

Veahd11666 VOL.71 Clasico [クラシコ] /沖 仁

WAV 96kHz/24bit

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日本を代表するフラメンコ・ギタリストでもある沖 仁の今年発売されたアルバム。
フラメンコギター3大大会のひとつを日本人で初めて制したことで非常に注目を浴びております。

さてこのアルバムの中には葉加瀬太郎とアレンジャーの亀田誠治のコラボ曲のTierra [ティエラ]~大地行進曲。Someone to watch over meは野村不動産のCMで使用されておりますので、耳にしたことがあるのではないかと思います。
カバー曲の選曲も非常に楽しく、完成度の高いアルバムで非常に聞きごたえがあります。音的にも非常に良く録音されており、ギターの胴鳴り、そして暖かみのある弦の響きがしっかり表現されております。
クラシックギターとはまた違うフラメンコギターの魅力をこのハイレゾでお楽しみください。
H.A.L.3 島

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