2018年1月30日 (火)

★H.A.L.3 NEWS★2018.1.30 ホームページリニューアル

4f_2
いつもお世話になっております。
本日から4Fのトップページが新しくリニューアルされました。
こちらのココログの使用は今後なくなります。
改めまして今後ともよろしくお願いいたします。
新しいサイトはこちら

H.A.L.3 島/天野

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2018年1月20日 (土)

★H.A.L.3 News★-B&WとMAGICOとSonusFaber-

★H.A.L.3 News★-B&WとMAGICOとSonusFaber-

皆様こんにちは。

夢の比較試聴が可能です。

400

B&W 800D3 PianoBlack ¥4,500,000(別/ペア)
SonusFaber IL Cremonese ¥5,500,000(別/ペア)

現代スピーカーを代表するこの3ブランド。
B&Wは常設、SonusFaberは試聴会で使用する等、馴染みのあるメーカーですが、実はマジコに関しては、4Fに登場することが稀で、800D3とS3MK2をしっかりと比較試聴するのは今回が初めてになります。

この機会に、この三ブランドを比較してみたいと思います。


B&W 800D3 PianoBlack ¥4,500,000(別/ペア)
800d3
日本では各雑誌社やメーカーの試聴用・リファレンス用として採用されて、まさに現代を代表するスピーカーです。
もともと4Fは歴代の802をリファレンススピーカーとして、皆様にご紹介をしていて、D3に関しても802D3を最初に始めました。
しかし、803D3・802D3・800D3の比較試聴をご希望頂くことが多数あり、現在、4Fではこの三機種を常にご試聴頂けるように展示しています。
その中で800D3は802D3・803D3よりも一年遅れて登場してきました。B&Wの50周年という節目の周年モデルとして、発売開始から多くのご要望を頂きまして、今では4Fの定番リファレンススピーカーとなりました。

<基本スペック>
3ウェイ4ユニット バスレフ型
HI:25㎜ダイヤモンドドームツィーター
MID:150㎜コンティニュアムコーン
LOW:250㎜エアロフォイル・コーン
周波数レンジ:13Hz~35kHz
能率:90dB
インピーダンス:8Ω
寸法:H1217㎜×W413㎜×D611㎜ 96kg
カラー:ローズナット・グロスブラック

旧モデルから採用されているダイヤモンドツィーター、新開発されたミッド・ウーハーユニットに加え、新しい内構造のマトリックス等、各所が旧モデルとは違うデザインになり、音の正確さ、密度等が格段に上がっています。特にブレ・ゆがみのない低域は、どんな音楽を鳴らしても正確な表現をして、ジャンルを選びません。旧モデルで感じたダイヤモンドツィーターのシャープさは残しつつも、全体的なバランスが取れていてより聴きやすさが増しました。まさにオールマイティ型の代表格として、これからのB&W50年を作り上げる傑作です。


MAGICO S3 MK2 Cast M \4,000,000(別/ペア) / Cost M \4,600,000(別/ペア)
S3mk2
約5年ほど前から、爆発的に人気が高まったマジコ。筐体、内部部品にアルミ素材を使用し完全密閉型構造。B&Wとは違った方向から、完全な再生音を目指しています。今ではM、Q、V、Sのラインを揃えていて、最もエントリークラスの製品としては今回のS3と同じ時期に発表されたS1MK2で240万円、最もハイグレードなものとしてQ7で3000万円と全体的にハイグレードな製品構成になっています。その中でS3 MK2はメーカーとしては中堅にあたるモデルでしょうか。

<基本スペック>
3ウェイ4ユニット 密閉型
HI:25㎜ダイヤモンドコート・ベリリウムドーム
MID:150㎜ナノグラフェンコーン
LOW:230㎜ナノグラフィンコーン
周波数レンジ:25Hz~50kHz
能率:88dB
インピーダンス:4Ω
寸法:H1220㎜×W300㎜(スパイク含まず)×D300mm(端子含まず) 77kg

マジコの特徴は何といっても硬質密閉型の筐体です。ユニットが発する音に対し、筐体が影響することなく、正確な表現をするします。マジコの素晴らしいところは、この構造において、音色に硬さやキツさがあまり無いことです。充分に瑞々しさがあり、素直な広がりを表現してくれます。それでいて密閉型らしい質量のある音色で「音の塊」を感じます。この音の密度こそが、マジコの特徴であり、他社ではなかなか表現できない良さだと思います。ジャンルというよりも好みの問題ですが、おおよそどんな音楽も良く鳴らしてくれます。しかし、ポップス等のスピード感の欲しい音楽を鳴らしたいということでしたら、やはり、ある程度パワーのあるアンプで、しっかりとユニットを駆動させてあげたいです。
ミッドレンジのコア材には硬質発泡体にナノグラフィンがコーティングされています。ナノグラフィンはカーボン系の物質です。また、ツィーターはベリリウムをベースに、ダイヤモンドコートが施されています。独自のユニットが確立されていることによって、ユニット本来の音色が再生されているとすれば、とても高い技術料を感じます。


SonusFaber IL Cremonese ¥5,500,000(別/ペア)
Ilcre
現在、ソナスは日本で扱いがあるものだけでも30以上のスピーカーをラインナップしています。その中でIL Cremonaseは中堅~上位にあたるスピーカーです。もともとはソナスの最高位Stradivari Homagの後継機として発表されたモデルです。StradivariHomagといえば、長年ソナスのフラッグシップモデルとして人気があったモデルですが、現在では、IL Cremoneseの上にAidaやLiliumといった超級スピーカーがあります。発売は比較的新しく一昨年の春に発売が開始されました。

<基本スペック>
3.5ウェイ6ユニット フロアスタンディング・バスレフ型
HI:28㎜ ドーム型
MID:180㎜ コーン型
LOW:180㎜ コーン型 ×2
SLOW:220㎜ コーン型 ×2
周波数レンジ:25Hz~35kHz
能率:92dB
インピーダンス:4Ω
寸法:H1450㎜×W399mm×D622㎜ 84kg

マジコとまさに対極にありそうなソナス・ファベール。イタリアならではの木工技術と内部の空気と利用して、独特の響きと色気を持ちながら、現代スピーカーとしての情報量や音数の多さを表現します。バシバシと鳴らすというよりも、ゆったりと壮大に鳴らしたくなるのは、ソナスならではです。このスピーカーがほかの二社と大きく異なるところとしては、まずユニットの構成です。ハイ・ミッド・ローに加えて、スピーカー側面に配置されたスーパーローがあります。一本に後ろ側面に二発のユニットが設計されています。再生レンジのスペックとしては上記二社と同等ではありますが、量感や音楽自体の厚み等は多ユニットならではの面白さではないでしょうか。大きさも、この三社の中では最も大きく、高さは約150cmです。一般的にリビングに置くサイズとしてはかなり大きなものになります。


まさに現代を代表する三者三様です。
50年という老舗にして、常に最先端のスピ―カーを作り続けるB&W。
世代が交代するも、歴史と新しい感性で、どんどん素晴らしいスピーカーを作りだすSonusFaber。
我が道を進みながらも、着実にファンを増やしているMagico。

全く違ったアプローチで、スピーカーの究極を目指すこの三社を比較できるのは、今月末までです。
是非この機会に!

Dynamicaudio 5555 天野
amano@dynamicaudio.co.jp
03-3253-5555

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★H.A.L.3 NEWS★2018.1.20

VOL.1 「Sonus faber Il Cremonese 期間限定展示」

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1月20日(土)~1月31日(水)
Sonus faber Il Cremonese ¥5,500,000

代理店サイトはこちら
期間限定でSonus faber Il Cremoneseをご用意いたしました。
今試聴室には
MAGICO S3 Mk2 ¥4,000,000(税別)

代理店サイトはこちら
 
も期間限定で展示しておりますので、
B&W、Sonus faber、MAGICOの比較試聴が可能となります。
三者三様でそれぞれに魅力を感じてしまいます。
是非この機会に魅力、そしてお客様自身の方向性ををご確認いただければ幸いです。

VOL.2 「SFORZATO DSP-Vela +PMC-Circinus 期間限定展示」

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SFORZATO
ネットワークプレーヤー    DSP-Vela(ヴェラ)     定価¥1,500,000(税別)
 
マスタークロックジェネレーターPMC-Circinus(キルキヌ) 定価¥1,000,000(税別)
Stereo Sound Grand Prix2017でも受賞作品でもあるSFORZATO DSP-Vela +PMC-Circinusを不定期ではございますが、ご用意することができました。
試聴レポートはこちら
 
現在試聴室では、ネットワークプレーヤー、及びUSB DACを数機種展示しております。
是非それぞれの特徴、魅力を感じ取っていただければ幸いです。
展示リストはこちら
またご試聴に関しましては、不定期な製品もございますので、事前にご確認いただけると幸いです。

VOL.3「DELA 新N1ZS (2TB SSD搭載モデル) 予約開始」
HA-N1ZS20/2A (従来モデル型番:HA-N1ZS20/2)
容量 :SSD 2TB x 1
カラー :シルバーのみ
希望小売価格 :748,000円 (税抜)

メーカーホームページはこちら
 
リニューアルしたN1ZSが発表されました。
前モデルとの違いは、SSD 2TBを1台搭載というとことと、SSDが変更されております。
SSDを一枚にすることで、CPUの負荷が減り、音質面でもメリットがあるということです。
またSSD変更に伴い、チューニングをしっかり施しております。
旧製品との比較試聴も行っておりますが、グレードアップではなく、モデルチェンジであり、ほぼ移行と思っていただければと思います。

H.A.L.3 /天野

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2018年1月12日 (金)

★H.A.L.3 NEWS★2018.1.12

VOL.1 「MAGICO S3 Mk2 期間限定展示」

Magicos3
 
1
18日(木)~131日(水)
 
MAGICO S3 Mk2
 ¥4,000,000(税別)

代理店サイトはこちら

http://www.electori.co.jp/magico/S3Mk2.pdf

何かと話題のMAGICOですが、今回期間限定でS3 Mk2をご用意いたします。リクエストが非常に多く、今回やっとデモ品をお借りすることができました。
B&WSonus faberFOCALなどと迷っているお客様も多いかと思います。まずは常設のB&W 800D3と比較をしていただき、それぞれの個性を感じ取っていただければ幸いです。

今でも忘れられませんが、MAGICOの代表Alon Wolf氏が日本のオーディオショップで最初にイベントを行ったのでが、このH.A.L.3です。その時は評論家の三浦孝仁氏と対談方式とさせていただきましたが、内容の濃いイベントでした。懐かしい思い出です。

ドライブするアンプとしては

Constellation

Constellation audio
 PICTOR プリアンプ   ¥2,400,000(税別)

代理店サイトはこちら

Constellation audio  TAURUS
 パワーアンプ ¥2,700,000(税別)

代理店サイトはこちら

素直なサウンドがMAGICOと相性も良く、音楽を前面に伝えてくれるのではないかと思います。こちらも期間限定展示となります。
他は常設しておりますLUXMAN 900シリーズ、ESOTERICなどになります。
是非皆様にご試聴いただきご感想をお聞かせいただければ幸いです。

VOL.2
 「DELA A-N1ZS20/2 生産終了」

ご愛顧いただいておりましたDELA HA-N1ZS20/2ですが、急遽生産終了となってしまいました。後継モデルは近々発表されるのではないかと思いますが、続報が届きましたらご案内させていただきます。

*DELA
は定期的にファームアップしております。
 
お持ちのお客様は本体操作でファームアップをお願いします。

VOL.3
 「WILSON AUDIO 輸入代理店業務終了のご案内」

輸入代理店アクシスが19日をもちまして、WILSON AUDIOの輸入業務を終了いたしました。

代理店サイトはこちら

次の代理店はまだ決まっておりませんが、サービスに関しましては、引き続き行っていくとのことです。またユニット交換など一部の旧製品に関しましては、既にリザイエに移行しております。

リザイエホームページはこちら

H.A.L.3 島 健悟

 

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2018年1月 7日 (日)

★天ノ視点★-DIATONE DS-4NB70-

★天ノ視点★-DIATONE DS-4NB70-
皆様、明けましておめでとうございます。
今年も一年、皆様にオーディオのご紹介をしていきたいと思います。
よろしくお願い致します。

さて、今年一発目のブログは何も皆様にご紹介しようかなぁ…と考えていましたが、昨年、このスピーカーのご紹介をしていませんでした!

DIATONE DS-4NB70 定価¥1,200,000(別/ペア)

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三菱のダイヤトーンといえば、今でも多くの方が使っている日本産ハイエンドスピーカーの雄ですね。
そのダイヤトーンが新製品を発表したのが、昨年の夏頃でした。
これまで、ダイヤトーンは製品自体は作っていたものの、直販のみの販売でしたので、私達販売店がご紹介することが出来ませんでした。
三菱の担当部署が変わり、今回のモデルから、私たちも扱うことが出来るようになりましたので、晴れてご紹介させて頂きます。

かつて、ダイヤトーンといえば、DS-3000や5000番、10000番等と多くの名器を輩出していて、密閉型、バスレフ型、フロアスタンディング型、トールボーイ型、ブックシェルフ型とサイズ、形式に捕らわれない製品群で人気を博していました。おおよそ2000年代以降に入ると、自社開発・自社販売となり、その名前を聞くことがほぼ無くなりましたが、その開発は続けられており、今年の夏に有楽町で行われた「音展」では、超満員のブースの中でイキイキと音楽を奏でていました。

そして、10年…20年ぶりにダイヤトーンがダイナミックオーディオにやってきました。

<NEW DIATONE -DS-4NB70->
型番:DS-4NB70 定価¥1,200,000(別/ペア)
形式:2ウェイ バスレフ型 ブックシェルフ
ユニットサイズ:160㎜ウーハー×1 コーン型 30㎜ツィーター ドーム&コーン型
インピーダンス:4Ω
本体寸法:270W×473H×289D(㎜)

<外観>
Diatone3
形状は、昔のダイヤトーンとは異なり、AVALONを思わせるカットが施されています。ブックシェルフ型としては大型の体躯をもっています。カラーはブラックのみ。
背面に設計されたバスレフポートは形状の大きさに比例して比較的大きなもので、トールボーイ型のそれに近い低域の量感を得ることが出来ています。
また、フロントバッフル面には36㎜厚のフィンランドバーチ材が採用されています。硬質で適度な粘りがあり、高い制振力を持っています。

<ユニット>
自社にて開発されたオリジナルユニットが採用されています。特筆したいところでいえば、まずは振動版です。新しく開発された素材は「NCV-R」と呼ばれるもので、カーボンナノチューブと数種類の樹脂を配合した素材で、樹脂素材でありながら、チタンを凌ぐ伝搬速度と、紙同等の内部損失を持っています。ウーハーとツィーター両方にこの素材は採用されていて、まとまりの良い音質を表現しています。

<スタンド>
スタンドはダイヤトーンオリジナルではなく、日本のオーディオアクセサリー関連メーカーであるTiGLON(ティグロン)社製のものが採用されています。
ティグロンはここ4Fでもおなじみのメーカーで、ケーブルやラック等を展示して皆様にご紹介をしていますが、スタンドに関しても面白い製品を作っていて、4F定番のスピーカーTAD-ME1にはオリジナルのほかにME1用に作られたスタンドもご紹介しています。素材にはマグネシウムが採用され、支柱内には超微粒砂を封入。余計な響きをなくし、スピーカー本来の音色をしっかりと引き出してくれます。

<こだわり>
このDS-4NB70は各所にこだわりが散りばめられています。
その中で、私天野が面白い!と思ったところをご紹介させて頂きます。

・スタンドと本体の設置部分
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上記にも書いてある通り、専用スタンドはティグロン社製のものを採用していますが、このスタンドを使用する場合、付属のワッシャーを使用します。一本につき計四つの大きさの異なるワッシャーが付属されています。これをどこに使用するかというと、スタンド天板と本体の間にこれを置きます。これを行うことで、ほんの1㎜程の隙間が出来て、音のスムーズな回り込みと適度な量感の調整が出来ています。なぜ大きさの違うものを使用するかというと、フロントとリアで重さが異なるため、その調整のために大きなものはフロントに、小さなものあリアに使用します。

・スタンドの位置
ティグロン社製のスタンドの天板は、本体の底面部よりも小さいものになります。せっかくだから全部カバーできる大きさにすればいいのにと思いますが、ここにもこだわりがありました。本体のフロントバッフルには適度な響きのあるフィンランドバーチが採用されていることは上にも書いてありますが、このフィンランドバーチの特性をスタンドで無くさないように、スタンド天板のリアと本体リアを合わせて、フロントのバーチ部が浮くように設計されています。これにより音楽性をしっかりと引き出して、スピーカー本来のキャラクターを味わうことが出来ます。


以上が簡単なDS-4NB70のご紹介になりますが、肝心の音ですね。

<DS-4NB70の音>
今回の試聴に関してはすべてハイレゾでの試聴を行いました。
システムはこちら↓↓↓
TAD-D1000MK2 (USB入力にて)
TAD-C2000
TAD-M2500MK2

今回試聴に使ったハイレゾはこちら↓↓↓
この曲の利き所は、まさに、ダイアナ・クラールの声です。このアルバムは、比較的最近録音されたものですが、システムによっては、瑞々しい声にもなりますし、ガラガラのしゃがれた歌い手にもなります。ダイアトーンで発せられるダイアナ・クラールの歌声は、張りのある若いころを思わせる歌声でした。これは、ダイヤトーンの良いところだと思いますが、音の端々がしっかりと表現されて、キレのある音色だからだと思います。

続いて、クイーンのベストアルバムから「Another One Bites The Dust」。この曲の面白いところは、曲冒頭のベースラインです。ミュートを使って、ドッ・ドッ・ドッと歯切れのよい低域が録音されています。低域の量感、キレ、密度等を聴くのにちょうどよいので最近、試聴曲としてよく使っています。ダイヤトーンで聴くと、少し量感の少なさを感じるものの、これは、人によってはバランスよく感じるのではないでしょうか。やはり、キレの良さを感じます。ただ、きちっとしているということではなく、しっかりユニットが制動している良さですね。密閉型のような密度の濃い音ではありませんが、抜けが良く、音楽全体のまとまりの良さを感じます。私天野的に、素晴らしい!と感じるところでは、ドラムのハット・スネア、ギターのカッティングの存在感がしっかり出ているところです。ただ、もう少し、フレディの声に深みが欲しいかなぁという印象もありました。

次に聞いた曲はソニー・クラークの名盤にして、定番アルバム「Cool Struttin'」。
軽快でブルージーなホーンセッションと、あまり前に出すぎずベース、ドラムと一緒に音楽をまとめ上げるソニー・クラークのピアノが気持ちの良い定番曲です。
ここでの聴き所は、リマスタリングされているとは言え、1958年に発売したモノラル録音の密度感やブルーノートらしいグルーブ感がどのように表現されるのかです。
正直に申し上げれば、ブルーノート特有の空気感はそれほどありません。おそらく、ここに関してはJBLやTANNOYで鳴らした時の方が、それらしい音になると思います。
しかし、モノラル録音の真ん中にギュッと集まった各アーティスト達一人一人の存在感がしっかり出てきます。マスタリングの良さもあるかと思いますが、この曲を知らない人からすると60年前に録音された音源だとは決して思わないでしょう。

ここからクラシックに入ります。
まずは、ムターによるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。オーケストラをバックに、ムターの独特な揺らぎを持つヴァイオリンがどのようにまとまるか。まず冒頭の静かなストリングスからボリュームが上がっていくシーンでは、ブックシェルフ型にありがちな小音量と大音量の違和感はなく、小さな音でも、それぞれのパートをスムーズに聴き分けることが出来ました。そして、ソロヴァイオリンですが、ソナスやフランコのような独特な響きはなかったものの、音の細やかな揺らぎをしっかり表現されていました。

続いてフルオーケストラのショスタコーヴィッチの交響曲第五番第四楽章ですが、各パート全力の迫力から始まりますが、特に注目はティンパニの存在感です。前面に出すぎず、引っ込みすぎず、ストリングスやホーンセクションを邪魔しない、程よい存在感です。しかし、人によっては、ここはもっと迫力があってもよいと思う人もいると思います。好みの問題だと思いますが、私としては、しっかり各パートが潰れずに表現されているというのはダイヤトーンの良い点だと思います。

響け!ユーフォニアムのオリジナルサウンドトラックアルバムから一曲選びました。最近試聴会等でもたまに使いますが、録音が良くて、特にこの曲は、トランペットのソロ演奏の良さがしっかり表現されています。管楽器のきらびやかさと余韻感を楽しめます。ホーン型スピーカーのような広がりはありませんが、トランペット特有のある種の緊張感のある音色を感じました。そして呼吸で空気が揺らぐような質感はよく表現されていて、ソファに座った状態で、少し見上げるような音像位置でのびのびと演奏している印象でした。

<総括として>
総合的に音の傾向としては、なかなか硬めな印象です。情報量良く、一音一音をしっかりと表現して、スタジオ録音のスピード感や、キレの良さを感じます。2ウェイ2ユニット、そして
同一素材のユニット構成からまとまりが良く、過不足を感じさせない各帯域の量感が好印象でした。大口径の迫力には劣るものの、オーケストラの広がりと各パートを聴き分ける能力の高さはダイヤトーンならではでしょうか。老舗ブランドとしての各所に細かなチューニングのこだわりも魅力的です。

現在は、このスピーカーを各フロアで持ち回って色々なアンプで鳴らしています。
もし試聴ご希望でしたら、下記天野宛にご連絡下さい。

Dynamicaudio 5555 天野
amano@dynamicaudio.co.jp
03-3253-5555

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2018年1月 4日 (木)

新年のご挨拶 PART2

改めまして新年あけましておめでとうございます。

本日4日より通常営業を開始いたしました。

(当店7Fは6日からになります。)

皆様お正月ゆっくりお休みできましたでしょうか。

さて今年のマスコットは戌年ということでダルメシアンになっております。
(M様ありがとうございます)

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大きなマスコットは試聴室のソファーに寝そべっております。

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旧年中は大変お世話になりました。

今年も何卒よろしくお願いいたします。

私島の今年の初詣は池上本門寺でした。

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H.A.L.3 島


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2017年12月21日 (木)

★H.A.L.3 NEWS★-DIATONE 展示開始

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DIATONE DS-4NB70 定価¥1,200,000(ペア/税別)

 STAND MGT-DS70-60 定価¥145,000(ペア/税別)

9月に発表したDIATONEの新製品DS-4NB70の展示を開始いたしました。
10月に一度試聴を行っておりましたが、契約等の問題で展示まで時間がかかってしまいました。

日本を代表するスピーカーブランドがここに復活し、皆様に是非ご試聴いただきたいと思っております。スタンドはH.A.L.3でもお世話になっておりますTIGLONが純正となります。

詳細なレポートはまた後日お届けいたします。

また本製品は年明けは各フロアを巡業いたします。

商品詳細はこちら

こういった老舗ブランドの復活は本当にうれしい限りです。

H.A.L.3 島

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2017年12月17日 (日)

★H.A.L.3 News★-Stereo Sound GP-

★H.A.L.3 News★-Stereo Sound GP-

皆様こんにちは。
さぁ、いよいよ年の瀬が近くなってきましたね。
4Fは年内のお届けで、担当者が不在になることが、多くありますので、もし、ご試聴希望がございましたら、ご来店前に、一度ご連絡頂ければ幸いです。

さて、現在、ダイナ5555では、こんな企画を行っています。

「Stereo Sound Grand Prix on Stage!」

毎年恒例となっていますが、StereoSound誌が優れたオーディオ製品を選ぶグランプリが発表されました。
ダイナ5555では、数年前からこのグランプリ受賞製品を一定期間揃えて、皆様にご試聴頂いております。

ちなみに、今回の受賞製品はこちら↓↓↓
https://cimanydaudio.wordpress.com/stereo-sound-grand-prix-on-stage/

上記の製品のうち4Fに展示される予定の製品がこの三機種↓↓↓

●PIEGA <Coax 711> 4F 12月末まで!

●SFORZATO <DSP-Vela+PMC-Circinus> 期間未定

●ConstellationAudio <Taurus(Stereo)> 4F 12月末まで!

本日現在、4Fに来ているのはPIEGAとConstellationAudioの二機種です。

<PIEGA Coax711>
Coax711
PIEGAのCoax711は現在入り口直ぐのシステムで、映像と一緒にお楽しみ頂けます。
Coax711はこれまでのPIEGA製品同様に、アルミのキャビネットを採用しており、強固で安定した鳴りを聴かせてくれます。
外観がアルミのため、キンキンとした硬い音を想像してしまいがちですが、実は瑞々しい音色を聴かせてくれて、クラシック、JAZZ、POPSと問わず鳴らしてくれます。
特に、今回の新シリーズはその傾向が堅調に表れていて、より聴きやすい音になりました。これは、やはり、同軸リボンの影響でしょうか。同軸リボンは以前から採用されていましたが、今回の新シリーズは各ユニットの設計が新たに行われましたが、特に同軸のリボンツイーターはサイズ・特性が変わり、以前に比べて、より濃密で余裕のある鳴りになったように感じます。

<ConstellationAudio Taurus(Stereo)>
Taurus
Taurus(タウルス)の登場は今年の春頃だったと記憶しています。その少し前に、エントリーラインとなるインスピレーションシリーズを発表しました。
インスピレーションはエントリークラスとして、他社のアンプと比べても高い性能と音色を持っていますが、上位機種に比べると、パワー感や音の細かさにおいてどうしても目おとりしてしまう部分があります。そこで、このTaurusが登場しました。上位モデルのCENTAUR2の基本設計思想はそのままに、各品類をインスピレーションシリーズと合わせることによって、コストを下げてご紹介できるようになりました。もちろん、CENTAUR2と同じ音とは言えませんが、インスピレーションシリーズのSTEREO1.0で使用している電源トランスを2倍に増やし、電源コンデンサーの容量を実に3倍に拡張することにより、 破格のドライブ力を得ています。


以上2機種が現在展示を行っているグランプリ製品ですが、今後、4Fでは、スフォルツアートの新製品DSP-Vela+PMC-Circinusも期間を区切って展示をしたいと思います。
その時には、またご紹介をさせて頂きます。

本日ご紹介の二機種は年内いっぱいの展示です。
ご試聴希望の方は是非この機会に4Fまで!!

Dynamicaudio 5555 天野

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2017年12月12日 (火)

★H.A.L.3 NEWS★-PIEGA Coax711期間限定展示

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Stereo Sound Grand Prix 2017受賞製品のPIEGA Coax711を年内展示を開始いたしました。

PIEGA Coax711   定価¥2,300,000(税別)

   
 ボトムプレート付 定価¥2,338,000/ペア(税別)

代理店フューレンコーディネートのサイトはこちら

このシリーズは今までのPIEGAと一味違います。音の定位感が抜群に良く、スピーカーが良い意味で良く消えます。スピーカーの角度はあまりつけず、解放感を持たせたセッティングにしております。それでいてVOCALを浮かび上がるこのスピーカーが驚きです。
フロントにシルバーのネットがついておりますが、着けると低域ににじみが出ますので、外して使用したほうが断然音が良くなります。

手嶌葵やケイコ・リーなどVOCALを中心に聞きましたが、ゾクッとするほどの生々しさを感じます。好き嫌い分れるとと思いますが、こういうなり方のスピーカーは少ないと思いますので、是非ご試聴下さい。

H.A.L.3 島

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2017年12月 8日 (金)

★H.A.L.3 NEWS★-OPPO UDP-205の楽しみ方

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ダイナミックオーディオで唯一ディスプレイを置いております。
そこで活躍しているのがOPPOのUDP-205

OPPO UDP-205 ¥199,800(税別)
代理店のサイトはこちら

接続図

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ポイント

1)OPPO UDP-205はUltra HD Blu-ray対応の為4K対応のディスプレイにHDMIIにて接続
 
(LINNの最新モデルは4K対応)

 またテレビの音声をUDP-205経由で再生も可能(HDMIを使用したARC)

2)Apple TVをUDP-205にHDMI接続し、アップスケーリング

 UDPシリーズはストリーミングサービス(You Tubeなど)は対応しておりませんので、Apple TVを用意しております。写真の画像はYou Tubeとなります

3)UDP-205はネットワークプレーにもなり、テレビの画面を見ながら操作を行い、
 楽しむことが出来ます。
 

4)様々なフォーマットに対応
 映像機器でもありながら、CD、SACD、DVD-AUDIOなど様々なパッケージメディアにも対応しております。


ここ最近はYou Tubeにライブ盤がアップされることも多くなりました。こちらはアーティスト側もライブにの集客を増や為に容認

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より以前の記事一覧