« REAL Sound-Check・・・お客様宅紹介 vol.58(JBL,McIntosh SYSTEM) | トップページ | ハイレゾ音源のご紹介 VOL.50 Fantome »

2016年12月 7日 (水)

★天ノ視点★-M1SE-

★天ノ視点★-M1SE-

皆様、こんにちは。
本日、12月7日(水曜日)は暦で「大雪」になるそうですね。
雪は降っていませんが、マフラーにコートが必要なぐらい寒いです。

さて、先週末に行った二つのイベントの中から、私天野が気になった製品をご紹介致します。

Bricasti Design M1SE \1,389,000(別)

M1se1 M1se2

12月3日(土曜日)に行ったイベント「NetworkAudio/PCAudio Time Vol,9」第一部のUSB/DAC試聴会において使用したM1SE。
おおよその方がCHORDのDAVEが圧倒的になるかと思いきや、その後のお客様からの反応が最も良かった製品です。

あまりハイエンドオーディオの業界では馴染みの無いメーカーですが、その背景はもともとLexiconのセールス・プロモーションとソフトウェア・エンジニアを行っていた二人が立ち上げ、MarkLevinsonを擁していたMadrigal Labsのエンジニアやデザイナーが参加して商品開発を行っています。
2011年に初代のDACとなるM1を作り上げ、2016年、最新のプログラムやオーディオ的施術が用いられ、スペシャル・エディション(SE)モデルが発表されました。

■特徴■
≪デュアル・モノラル設計≫
仮想的には左右のクロストークを全く存在しないものとするだけでなく、各チャンネルに必要な電力を必要充分に供給し、デジタルプロセッシングからアナログ出力までのノイズ・アイソレーションを徹底するという設計思想に基づいています。
≪Stillpoints社の協力≫
インシュレーター等で有名なスティル・ポインツと協力し、フット部や細部のパーツ類にこだわり、入念な音質の調整が行われました。
振動のアイソレートや、より明瞭度の高い音色を作っています。
≪多彩なデジタルフィルター≫
M1SEは9種類のデジタル・フィルターを搭載しています。
基本的な音色はそのままに、お好みのフィルターを通すことによって、システムに最適な音色をお楽しみください。試聴会では推奨フィルターとなる「Min0」にてお楽しみ頂きました。

■インプレッション■
以上の内容は、輸入元エミライの紹介webにも記載されているカタログベースの内容ですが、私天野が最もこの製品で関心したのは、まさにその「音」です。
今、USB/DACの世界はどんどん進化を続けて、素晴らしい製品が続々と登場しています。
その傾向は、音が整い、より細かく、緻密に…というハイエンド志向の製品が増えてきました。それ自体は悪い事ではなく、かつてSACD/CDプレーヤーが盛んになっていた頃、各社はSACD/CDの情報をどれだけ多くユーザーに届けるかを求め、現在ではある種の極致に達しているようにも感じます。
しかし、それと同時進行するように、USB/DACやネットワークプレーヤーも「音楽」ではなく「音のスペック」を求める傾向が少なからずあり、音楽自体の楽しさや、嬉しさ、悲しさ、寂しさ、厳しさと言ったデジタル信号では表現できない、人間の感情のようなものが薄まったようにも感じました。
「音のスペック」を求め、正確な情報を出力すること自体は決して悪い事ではありませんが、多少色付けのある音色だとしても、それ自体がユーザーにとって最も気持ちの良いサウンドであれば、それは最良のオーディオになります。
M1SEはまさに、それだと思います。
中域が厚めで前にガツッと出てくる音。
M1SEを聴いた時の、90年代後半から2000年代前半のアメリカンサウンドを彷彿とさせる元気が良くてグルーブ感のある音色は昨今のDAC製品ではあまり感じないだけに、はっとするものがありました。
しかも、今回はスティル・ポインツがアクセサリー部に参加していることもあり、元気が良い=荒々しいという事ではなく、ハイエンドDACとして音色がまとめ上げられているのも面白い所でした。

■おススメの組み合わせ■
M1SE + DELA HA-N1ZH30/2 実勢価格\448,000(別)
NAS直結にてしてネットワークプレーヤーのように使うとして、組み合わせをお勧めしたいNASはDELAのN1Zです。この製品は新製品として登場しましたが、これまでのN1Zには無いHDDを搭載したモデルです。HDDを搭載することによって内部容量を増やす目的もありますが、HDDはSSDと比べて多少元気が良くなります。POPSやジャズ、ロック等を聴かれる方はあえてHDDを選ぶことがありますが、M1SEの音色とマッチするのではないでしょうか。

Dynamicaudio 5555 天野
amano@dynamicaudio.co.jp
03-3253-5555

|

« REAL Sound-Check・・・お客様宅紹介 vol.58(JBL,McIntosh SYSTEM) | トップページ | ハイレゾ音源のご紹介 VOL.50 Fantome »