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2016年11月 4日 (金)

H.A.L.3 NEWS★-2016.11.4 LUXMAN ES-1200試聴レポート

Es1500_pho2

本日は11月末に発売予定しておりますラックスマンのクリーン電源ES-1200のレポートをお届けさせていただきます。
 
LUXMAN ES-1200 CLEAN POWER SUPPLY クリーン電源システム
 
定価¥580,000 (税別)

メーカーサイトはこちら
 
販売店での初お披露目としては先日開催させていただいた弊社のマラソン試聴会でしたが、まだ店頭で試聴できるようなタイミングがありませんでした。そこで11月2日(水)に神奈川県新横浜にあるラックスマン本社にて試聴させていただける時間を作っていただきました。
 
ラックスマンの試聴室は一般のお客様向けの試聴会は定期的に開催しておりますが、私個人的には初めてのお伺いで、非常に楽しみでした。
通された地下室の扉を開けたら、その先にはラックスマンの往年の名機たちがずらっとラックの中に配置されておりました。これだけでもいちオーディオファンとしてはうれしいですね。懐かしい製品もあれば私も見たことの無い製品まで。
博物館状態でした。

Es1500_pho4
 
さてメインシステムは入って左側に設置されております。
いち早く導入されたB&Wの802D3。ラックは今定評のあるTAOCのCSRシリーズ。
機器はCD/SACD PLAYER D-08U、プリアンプ C-900U、パワーアンプM-900U。
ミュージックサーバーはDELA HA-N1AH20。
 
最初に開発本部設計一課課長の田村氏にお話をお伺いすることが出来ました。
今回ラックスマンでは初の電源ということで開発に対してどういったところにポイントを置いて設計したかということと、個人的には他社の電源と比較をした時にどういった特徴があるかということですになります。
 
一番興味深いのは電源のホット (LIVE) 側入出力間に直列に挿入される部品が存在しないダイレクト・カップリング方式を採用し、負荷変動への高速応答性を実現というところと重量を考えてスィッチング電源を採用しているところになるかと思います。大型のトランスを使用することでサイズが大きくなることを今回敬遠し、それであってもしっかり音作りを行うという意識の高さが伝わってきました。また他社製品での使用も意識しているところも深く、その辺りでの音作りの話お伺いすることが出来ました。
 
また出力電圧に関しましては、例えば102Vで入ってきても、98Vでもしっかり100Vで出力をするとのことです。(本体のメーターの左側が入力で、出力が左側に出てきます。)
 
田村様。ありがとうございました。
 
さてこの先は試聴に入らせていただきました。
 
試聴曲はラプソディー・ジャパン/村治佳織 より「花は咲く」
 
歌で逢いましょう/ 畠山 美由紀より 「かもめはかもめ」
 
その他クラシック、ロック、大太鼓を数曲
 
まず1回目の試聴では、同社電源タップ
ES-35を壁コンセントということをイメージして、DELAを除く3台の機器を
こちらに接続した状態からスタートしました。またES-1200もこのタップからとった状態になっております。
 
ES-35の詳細はこちら

Es1500_pho1
 
この時点での試聴の段階で色々コメントしたいところではありましたが、比較ということであえてそのままスタートしました。それからCD/SACD PLAYERのの電源をES-1200から取りなおし、次にプリアンプ、パワーアンプという順番に試聴を行いました。
 
CDでは情報量とS/Nの向上、プリアンプでは奥行感の向と広がり、パワーアンプではエネルギー不足をあまり感じることもなく、質感の向上を感じることが出来ました。
イメージしていたよりもこれぞラックスマンという音質の変化を感じず、非常にニュートラルで他社製品とも合わせやすいのではないかというイメージを持ちました。
 
本格試聴をしたいということで、天板の一番上に載っていたCD/SACDをラックの中に入れてもらい、天板に何も設置しない状況で再度試聴を行いました。
Es1500_pho3
 
音が断然良くなったのですが、この設置の変更の際にこのES-1200を壁のコンセントからとり直しておりました。この変化も非常に大きく、タップからとる音と、壁から直接とるということの差を大きく感じることができました。
 
このことからもこの電源にいくまでの環境でも大きく音を左右してしまうということが解りました。ただこの時に正直な話ラックスマンの電源タップのイメージが下がってしまいました。そこで他社の電源タップと比較することになってしまいました。
 
色々やった答えは、絨毯の場合にラックスマンの電源タップを直接設置すると音質があまり良くないということです。そのタップをボードに設置したところ、今までの音質が何だったんだろいうというぐらいラックスマンの広がりがある音が出てきてくれました。

私個人的にはイルンゴオーディオさんに電源タップボードを作っていただき、100枚以上出荷しておりますので、電源の足回りの重要さを知っております。一般のフローリングであれば問題ないかと思います。このラックスマンの試聴室はそういったところまできちんと再現できる試聴室であるということも付け加えさせていただきたいです。
 
ということで、この状態で再度試聴を開始いたしました。
今回は減らしていくという方法で、すべてES-1200に接続した状態から、パワーアンプをタップから取り直しました。やはり気持ちエネルギー感の不足は感じるものの、それ以上のメリットの方が大きく、全体的な音楽のバランスと安定感を感じることが出来ました。
次に最初とは順番を変更して、CD/SACD PLAYERをES-1200からとりました。
変化としては、情報量がやたら増えた的なイメージよりも、静かになり、音の余韻が増え、耳あたりが非常によく感じました。音がすっとしたというイメージでこれは非常に好印象でした。
最後にプリアンプ。個人的にはこのプリアンプの変化が一番大きく感じます。
特に高さ表現と、生々しさになってくるかと思います。静寂感が増し、高さ表現があがるとリアリティが増してきます。奥行感も良くなり、空間表現も非常に向上しました。これは良い電源であるということをしっかり認識できました。
 
従来の電源メーカーの音ということであれば、繊細さと情報量を持った特徴。音の芯をしっかりとしてモニター的になる特徴。エネルギー感が増し、安定感のある音。大きな特徴はないですが、全体的にバランスが良い特徴などありますが、このラックスマンは前面にラックスマンという特徴を出すことはなく、音楽の聞かせどころが非常にうまく、聞いていて安心できるサウンドではないかと思います。
もちろん他社比較すると違うブランドの方が良いところもあるかと思いますが、このES-1200の傾向の電源は少ないのではないかと思います。やはり音楽を意識しており、ラックスマンが作るとこういう音になるということに対してはうれしさを覚えてしまいます。
 
正直なところこういった電源は効果的であることは間違いはありませんが、どうしてもラックの段数が増えてしまう、設置しにくいなどという問題もあるかと思います。
ただ将来のことを考えると普遍的なところを一つずつ増やしていくことは悪いことではございません。電源は特にそういったことを感じます。
今の状況で設置できないというお思いになっているお客様でも一度お考えいただければ幸いです。
今回のラックスマンの試聴室でも楽しい時間を過ごすことが出来ました。時間的には2時間半になりましたが、有意義な時間でした。
ラックスマン 末吉さん、相田さんありがとうございました。H.A.L.3 島

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