« ☆H.A.L.3 NEWS☆-イベントのご案内 2016/10/29 | トップページ | 話題のレコードクリーナー IQ1100A »

2016年10月29日 (土)

★天ノ視点★-マラソン試聴会NS5000-

皆様こんにちは。
ダイナミックオーディオの天野です。
先日、弊社の秋の祭典「第40回マラソン試聴会-The RIVAL-」を行いました。
今年は「The RIVAL」(ザ・ライバル)をサブテーマに掲げ、各セクションで比較試聴を行いました。
天野的に注目は何と言っても、一日目の昼に行われました「スピーカー10選」
ダイナの担当が選んだスピーカー10選はこちら↓↓↓

「スピーカー10選」

101 102

どうです?なかなか壮観な品列だと思いませんが、私もダイナミックオーディオで日々営業を行っておりますが、これだけのスピーカーが並ぶことはなかなかないので、面白く眺めていました。
一枚目の写真は前日に行われたリハ―サルの様子ですが、最後の晩餐を眺めている川又店長のようで、なかなか個人的に好きな一枚です。

この中で私がご説明を担当させて頂いたのはYAMAHA NS-5000とB&W 802D3でした。
YAMAHA NS-5000は発売からここH.A.L.3で展示を行っていて(現在は別フロアにて)、試聴会等も行いました。
そして、B&W 802D3は言わずもがな、H.A.L3のリファレンススピーカーの一つで、連日、最高の音楽を奏でてくれています。

さて、このブログでは、天野が肝煎りでご紹介をしましたNS-5000について振り返ってみたいと思います。

YAMAHA NS-5000
課題曲:ブライアン・ブロンバーグ/WOOD トラック1「ザ・サーガ・オブ・ハリソン・クラブフェザーズ」
このセクションで比較を行ったのは、「日米モニタースピーカー対決」という事で、JBL4367WXとの比較を行いました。
両スピーカーとも、大口径のユニットを搭載していて、低域の量感やキャラクターを比較を行って頂きました。
NS-5000では、30cmのウーハーを採用していて、大きい口径ならではの量感はもちろん、素材のキャラクターなのか、もたつくことなく反応の早い低域を聴かせてくれます。
JBL4367WXの全身で浴びるような低域もとても気持ち良いですが、現代大口径ユニットの一つの形がNS-5000なのかもしれません。

自由曲:TVアニメ『響け!ユーフォニアム』オリジナルサウンドトラック「おもいでミュージック」/DISC2トラック16「三日月の舞(麗奈トランペットソロVer.)
NS-5000の音質的な特徴の一つである「ブラスのきらめき」をなにで表現しようかと思い、この曲にしました。
オーディオ界隈では、ブラスバンドってあまり試聴に使われませんが、楽器数が多く、ブラスの良さが十分にわかるのは何だろう…と行きついた先がごれでした。
さらに、トランペットのソロ演奏があるのですが、フルバンドからソロへ移行するときの静寂感やソロトランペットの抜けるような音の飛びを体感して頂けたのではないでしょうか。

さて、まず、前提としてNS-5000はYAMAHAはこの秋に発表した新しいリファレンススピーカーです。「21世紀のNS-1000Mを作る」という言葉がコンセプトにありましたが、それはいかなるものなのか…。

NS-5000の大きな特徴の一つは何と言ってもエンクロージャーです。
YAMAHAはご存知の通り、楽器やオーディオ、そして音楽室やスタジオと「音」に関わる総合メーカーです。さらに、オーディオの中ではハードメーカーでありながら、調音パネル等も作り、「音を操る」ことに関して世界一級の技術を持っています。
立方体の筐体は、「現代のNS-1000M」を彷彿とさせますが、実はYAMAHAはもともと立方体のものを作成する予定ではなく、色々な形状を検討した結果、YAMAHAとして最も技術を発揮できる筐体を目指した末に四角い立方体に行きついたとの事でした。
おそらく多くの方が、あの形状を見ると、NS-1000Mを目的に作ったと思われがちですが、そういった目的ではないというのが、このスピーカーの面白い所です。
この四角い筐体の中には、吸音材のような素材はほとんど使われておらず、定在波や反射拡散を上手くコントロールすることによって、自然で人間の耳に入りやすい音色に仕上がっています。さらにその中で大きな役割を果たしているのが、「アコースティックアブソーバー」と言われるJ字のもの。これが、両端に長さの異なるものが設置されていて、音の調整を行っています。このあたりはYAMAHAならではの技術ではないでしょうか。

もう一つの大きな特徴としては、ユニット郡です。
使われている素材はザイロンという日本発祥の混合素材です。
この素材を使ったことによる恩恵がいくつかあります。
恩恵その①「同素材によるユニット編成」
YAMAHAはNS-50000を作る際にフルレンジシングルユニットを目標としました。その理由は、ピアノを弾いた時に左手の小指から右手の小指にかけて、同じ音色で楽しむことが出来ること。同素材を使うことによって、各ユニットが担当する帯域毎の繋がり、クロスオーバーの違和感を極力なくすことが出来ます。さらに、ネットワークから各ユニットに送る信号線を同素材、同じ長さを採用する等のこだわりもあります。
恩恵その②「30cm大口径ユニット」
現代スピーカーの傾向として、ユニットは小さくなってきています。私天野の勝手な解釈ですが、ユニットを小さくしても音がやせることなく出力できているようになったこと、より正確な動作を行えるようになったことがユニット縮小の要因ではないでしょうか。全体的にみれば、この傾向は悪い事ではなく、より良い再生を行う技術の進歩ですが、大口径で鳴らす時の迫力や空気の揺れを肌で感じることが出来る魅力は、大口径ならではのものです。これを可能にしたのがザイロン素材ではないでしょうか。大口径にしても、レスポンスの早い動作が可能になり、大口径の弱点をカバーすることが出来た。。。常にカットアンドトライを繰り返して理想的な素材、口径を探し出したYAMAHAの執念を感じます。

エンクロージャー、ユニット、スピ―カーを構築する二つの大きな要素が、そのままNS-5000の特徴になっています。
他にも、YAMAHAならではのピアノブラックへのこだわりであったり、なぜシングル端子なのか、RSチャンバーとは…等、ご説明したいことはありますが、大きくこのNS-5000の魅力に関わっている二つをご紹介させて頂きました。


このスピーカー10選では、他のスピーカー達はそれを得意とする担当者がご説明をさせて頂きましたが、普段、私達も直接感じることが出来ない、魅力を堪能することができました。
定期的にこういったイベント、行っても良いやもしれませんね!

Dynamicaudio 5555 天野
amano@dynamicaudio.co.jp
03-3253-5555

|

« ☆H.A.L.3 NEWS☆-イベントのご案内 2016/10/29 | トップページ | 話題のレコードクリーナー IQ1100A »