« ★H.A.L3 News★-NASPEC 新製品試聴会- | トップページ | ☆H.A.L.3 NEWS☆-2015.10.25 »

2015年10月25日 (日)

天ノ視点 マラソン試聴会

天ノ視点 マラソン試聴会

皆さまこんにちわ。
秋晴れが気持ちいい秋葉原です。
今日、木枯らし一番が吹いてこれから寒くなるようですね。

さて、先日10月17日(土曜日)・18日(日曜日)とダイナミックオーディオの秋の祭典「マラソン試聴会-Passion-」が開催されました。
今年も沢山のご来場、ありがとうございました。

私天野もステージ上でマイクを持たせて頂き、皆さまにオーディオのご紹介をさせて頂きました。

私のステージでは、なんといってもB&Wの新製品を販売店としては初公開ということで、沢山の方にご来場頂きました。
ということで、マラソン試聴会で試聴した製品と音楽を順を追ってご紹介させて頂きます。

天野プログラム「新生B&W」
最初のプログラムで早速B&Wの新製品を使用致しました。

「新生B&W」其の一
再生メディア:BUFFALO DELA NAZ 40th 定価\1,000,000(別)
DAC:dCS Rossini DAC 定価\3,080,000(別)
マスタークロック:dCS Rossini Clock 定価\1,030,000(別)
プリアンプ:ESOTERIC C-03Xs 定価\800,000(別)
パワーアンプ:ESOTERIC C-03 定価\900,000(別)
スピーカー:B&W 803 D3 ローズナット 定価\2,700,000(別/ペア)

使用音楽↓↓
Yuji Ohno & Lupintic Five / FAIRY NIGHT

今回の私のプログラムは全てデータ再生で行いました。そして、使用した音楽は全て音楽配信サイト「e-onkyo」からダウンロードした音楽になります。↓↓
◆音楽配信サイト「e-onkyo」◆

このプログラムではB&Wの新製品はもちろんですが、データ再生には日本のPC関連メーカーBUFFALOが出したハイエンドNAS「DELA N1Z40th」を使用致しました。
本来NASとして使用する製品ですが、USB、もしくはイーサネットにて直接プレーヤーに音楽情報を送ることができ、音質をかなり優れています。
それを受けるDACとして超ハイエンドのDACであるdCSの新製品RossiniシリーズのDACとクロックを使用しています。
音楽的は質、情報量、すべてにおいて文句のつけようがないDACを受けとして使用し、万全の状態でアンプへの送り出しをします。
そして、アンプはESOTERICの新製品C-03XsとS-03のペアです。
上位モデルのC-02X/S-02、さらにGrandiosoシリーズの技術が惜しみなく導入され、ハイコストパフォーマンスを実現したモデルです。
こちらも情報量、キレの良さなど、新生B&Wを鳴らすアンプとしてとてもおすすめしたいあんぷです。
そして、今回の主役たるスピーカーはB&Wの803D3です。
今回のモデルチェンジで前期モデルから最も変化の大きいクラスです。
これまでは、下位モデルの804と同様にミッドユニットがウーハーと同じ筐体に収まっていて、ツイーターのみ筐体の外に出ている使用でしたが、
今モデルから上位モデル802同様にミッドユニットが独立した使用になっています。
この変化は非常に大きく、立ち位置的にはこの803DSが802SDの後継に当たるのではないかと思われます。
ミッドレンジはこれまでケブラーコーンを長く採用していましたが、今モデルからはコンティニュアムコーンと名称を変え、使用素材、技術ともに変化が加えられています。
また、ウーハーユニットもロハスコーンユニットからエアロフォイルコーンへと変化しました。より軽く、強度が増し、より理想的な動作を実現しています。
さて、ここで私がもっとも特徴的だと思えたところでは、低域の在り方です。
B&Wの前期モデル802SDでは少々低域がもっと出てほしいというお声もありましたが、今回のモデルではしっかり低域の量感がありながら、制動力のある低域を出してくれます。
特にエレキベース等を聴くとその良さは堅調に現れます。出てほしい時はしっかり出て、止まって欲しい時はしっかり止まる。簡単なようで難しい表現です。

「新生B&W」其の二
再生メディア:BUFFALO DELA NAZ 40th 定価\1,000,000(別)
DAC:dCS Rossini DAC 定価\3,080,000(別)
マスタークロック:dCS Rossini Clock 定価\1,030,000(別)
プリアンプ:ESOTERIC C-03Xs 定価\800,000(別)
パワーアンプ:ESOTERIC C-03 定価\900,000(別)
スピーカー:B&W 802 D3 ローズナット 定価\3,400,000(別/ペア)

使用音楽↓↓
Diana Krall / Wallflower[Deluxe Edition] より「Desperado」

スピーカーのみ803D3から802D3に変更して、一曲だけ比較試聴を行いました。
やはり、上位モデルになりますと、変化は大きく、ステージ感の広がり、一音一音の密度などが上がります。
803D3も同様ですが、前期モデルからの変化はユニットだけではありません。むしろ前期モデルから引き継がれている部分としてはダイヤモンドツイーターの振動版とスピーカー端子、ネットワーク回路のコンデンサーのみということで、筐体や内部のマトリックス構造にも大きく変更が行われています。
細かくご説明すると長くなってしまいますが、大雑把にご説明すると筐体の剛性が極端に上がっていることが挙げられます。
ウーハーが収められている本筐体(リバースラップキャビネット)、ミッドユニットのタービンヘッド、ツイーターのソリッドボディツイーターなどの変更、さらに足元やネットワーク回路の在り方など、B&Wの究極を求める姿勢が随所に見られます。

「新生B&W」其の三
再生メディア:BUFFALO DELA NAZ 40th 定価\1,000,000(別)
DAC:dCS Rossini DAC 定価\3,080,000(別)
マスタークロック:dCS Rossini Clock 定価\1,030,000(別)
プリアンプ:LUXMAN C-900u 定価\1,100,000(別)
パワーアンプ:LUXMAN M-900u 定価\1,100,000(別)×2
スピーカー:B&W 802 D3 ローズナット 定価\3,400,000(別/ペア)

使用音楽↓↓
Yuji Ohno & Lupintic Five / FAIRY NIGHT

アンプをESOTERICからLUXMANのフラッグシップモデルで変更致します。
モノラル時600W(8Ω)というハイパワーを持ち、この新生802D3をしっかりと駆動してみました。さすがにあの大きな会場で悠然となる姿は802D3の懐の深さに加え、90周年を迎えた老舗LUXMANならではないでしょうか。このセクションでは、ヴァイオリンコンチェルトのソリストの存在感とオーケストラの広がりがしっかり表現されたのではないかと思います。
スピーカーの近くでスピーカーを見ていましたが、大きな入力を入れましたが、高域から低域まで破綻することなくユニットが動いていました。
個人的にはもっと出力の大きなアンプを持ってきてもつり合いが取れるようにも感じました。来年以降に最上位機800D3の発売が予定されていますが、802D3でこのクオリティだと、800D3ではどれほどの音を聴かせてくれるのか、楽しみでしようがありません。


以上が天野のプログラムの前半です。
今回のプログラムでは、ケーブルに4Fの得意ケーブルである「Cardas」を多く採用致しました。ヨルマデザインやノードストのように突出した色付けは少ないものの、どんな音楽でも、どんなシステムでも合わせやすいという利点があり、純粋に情報量を損なわず信号を送ってくれます。もし、ケーブル類でお悩みの方はCardasを使ってみると良いやもしれません。


さて、ここから後半に入ります。

天野プログラム「New Nostalgic」

「New Nostalgic」其の一
ネットワークプレーヤー:LINN KLIMAX EXAKT DSM 定価\1,600,000(別)
Other Item:LINN KLIMAX EXAKT BOX 定価\1,700,000(別)
パワーアンプ:LINN AKURATE 4200 定価\800,000(別)×2
スピーカー:B&W 802SD EXAKT仕様 定価\2,000,000(別)+more

使用音楽↓↓
Nicki Parrott / Fly Me To The Moon

LINNのEXAKTを使用して802SDをマルチ駆動で鳴らしました。
新製品が出たことによって、旧モデルに日が当たらなくなるということは致し方がないことですが、私個人的には802SDも素晴らしいスピーカーだと思っており、今回のEXAKTの登場によって、旧モデルの802SDに新たな可能性が出てきました。このシステムに関しては別ブログ掲載していますので、ご参考になってください。↓↓
かつてご自宅でマルチのシステムを組まれている方は多くいらっしゃいました。ご自分でユニットを買ってきて、筐体を作り、チャンネルデバイダーでクロスオーバーを調整して…。もちろん今でもこういったシステムを組まれている方はいらっしゃると思いますが、今ではとても少なくなってきております。その背景には、やはりマルチシステムの難しさと既成品の完成度の高さがあるのだと思います。
このシステムは802SDを改造しますので、個人のお客様はもちろん、ほかのお店さんでも行っていないということですので、4Fならではのシステムです。
まずは、LINNのシステムで鳴らしました。一筐体に4chの入出力を持っているAkurate4200を二台使って系8chの出力をそれぞれのユニットに繋ぎます。
マルチ駆動というと大げさなアンプを想像してしまいがちですが、やはりLINNのシステムで組み上げるととてもスタイリッシュなシステムが出来上がります。

「New Nostalgic」其の一
ネットワークプレーヤー:LINN KLIMAX EXAKT DSM 定価\1,600,000(別)
Other Item:LINN KLIMAX EXAKT BOX 定価\1,700,000(別)
パワーアンプ:LUXMAN M-900u 定価\1,100,000(別)×4
スピーカー:B&W 802SD EXAKT仕様 定価\2,000,000(別)+more

仕様音楽↓↓
加藤登紀子 / 50周年記念 百万本のバラコンサート at NHKホール「さくらんぼの実る頃に」

マルチ駆動ということはアンプは絶対的にLINNである必要がありません。私の最後の内容はこのEXAKTシステムでアンプをLUXMANのフラッグシップアンプを計四台使ってみました。
過去に私が7Fのアシスタントを行っていたころ、7FにはB&Wの伝説級のスピーカーであるオリジナルノーチラスがあり、鳴らすアンプはGOLDMUNDのTELOS600を計8筐体使って鳴らしていました。あの時の印象は弩級のものがあり、あの時の感動を今度は802SDで再現してみようと考えました。さすがにあの時の…というわけにはいきませんでしたが、マルチ駆動/ハイパワーアンプということで、迫力やステージ感の広がりなどはとても面白いものがありました。さすがにこのシステムを通常もお店で…とはいきませんが、マルチchはまだまだ研究の余地があって、過去に比べれば簡単になったとはいえ、オーディオ的な面白さが詰まっている宝箱のように感じていました。
ちなみに、このLINN EXAKTを使用したマルチ駆動はB&W802SDのほかにB&Wオリジナルノーチラス、JBLS9900などが出来ます。


以上がマラソン試聴会の一時間の中で私行った内容です。
B&Wの新製品に関しては11月には805D3、804D3、803D3が展示開始となり、12月から802D3が展示となります。
H.A.L3は803D3と802D3の二機種の展示を予定しています。
ダイナミックオーディオ 天野
amano@dynamicaudio.co.jp
03-3253-5555

|

« ★H.A.L3 News★-NASPEC 新製品試聴会- | トップページ | ☆H.A.L.3 NEWS☆-2015.10.25 »