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2014年11月23日 (日)

★H.A.L.3 News★-TAD-CE1天野レポート-

★H.A.L.3 News★-TAD-CE1天野レポート-

TAD-CE1…その魅力とは。

皆様こんにちわ。
秋が深まってきましたね。私天野は肌寒くなってくると飲みたくなるカクテルがあります。
「ニコラシカ」
輪切りのレモンの上に砂糖を固めたものを乗せて、口に頬張った後に、ブランデーを流し込み、口の中でシェイクするというカクテルです。ロシア風の名前ですが、発祥はドイツとの事。一気にブランデーをあおるので、飲みすぎに注意です。
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さて、まったく関係の無い所から始まりましたが、TAD-CE1が展示導入されてから3日目になりました。しばらく鳴らし込んでいますので、本領とは言えませんが、かなり元気よくなってきました。

「独創」
Ce11
私天野が思うに、TAD-CE1の最も特徴的な部分は「Bi-DirectionalADSポート」と名付けられたバスレフポートではないでしょうか。バスレフポートは密閉型のスピーカーではない限り、必ずスピーカーに付けられた通気口です。場所や形状はスピーカーによって様々で、そのスピーカーの特性を最も生かすことの出来る場所や形状に付けられております。先日、TADの設計担当をしている方にお話を聞いた所、このバスレフのあり方は単純なものではないとの事でした。
「空気の粘性」…空気は私達が生きていく上で、最も肌に触れる物質です。日常まったく気にしていませんでしたが、TAD設計者曰く、空気には粘性があるとの事。分かりやすい例えでグライダーの話をしていました。グライダーが着陸をするとき、真下に降りることは出来ず、緩やかなカーブを描いて着地をします。その際に、地面に近ければ近いほど、地面と平行に進んでしまいます。この感覚は実際にグライダーをやったことのない人でもわかるのではないでしょうか。(私天野はやったことありません…)それと同じで、バスレフの空気の流動も中心部分と外壁の近くでは違ってくるとの事でした。それをいかに上手く活用するかが、バスレフの良し悪しを変える。今回TAD-CE1のバスレフはサイドに備え付けられており、その形状はアルミのパネルによって見る事は出来ません。しかし、18cmのウーハーから出ているとは到底思えない、量感、レンジの広さ、そして、TAD-CE1の音色の特徴であるリスニングポイントに対してストレートに飛んでくる印象もを感じる事が出来るのは、このバスレフの設計にあるのではないかと感じます。

「鮮明」
Ce12 Ce13_2
TADの名がこれほどまでに知名度を上げた一つの要因がユニットではないでしょうか。
CSTドライバーと名付けられたミッドレンジとツゥイーターが同軸なったユニットから発せられる音はとてもまとまりがよく、安定感のある音像定位を表現してくれます。
指向性についても語って頂きました。スピーカーの指向性はスピーカーそれぞれによって異なりその測定方法もあいまいです。これをTADは独自の測定方向を用いて、低・中・高の許容範囲がなるべく均一になるように設計しました。これも、TADスピーカーのまとまりの良さに繋がっています。普段、私達が聴いている音楽は全てスピーカーから発せられる音だけではありません。むしろ、お部屋中に広がる反響音の方が、成分としては多い場合もあります。この時にルームチューニング製品等を用いて調整を行うわけですが、ここで問題になるのが、指向性になります。各ユニットの指向性が曖昧であると、ルームチューニング製品を用いたとしても、まとめるのがとても難しくなります。
バスユニットは18cmユニットは織布と不織布を5層にラミネートした「MACS振動版」を採用しています。色々な素材が開発され、各スピーカーメーカー、試行錯誤を繰り返しながら検討を繰り返します。TADはその長い歴史から、この素材に行きつき、大型ネオジウムマグネットの強力な駆動力を余すことなく音色に変換しています。TAD-CE1/E1のもう一つの魅力と感じているグリップ力のある低域はこうしたところの要因が大きいように感じます。

「美学」
Ce14
もう一つ忘れてはならないのが、このデザインです。
一見すると、無骨で時代遅れのように感じる箱型の設計です。ソナスのリュート型やB&Wの流線型の形状が主流になっている昨今において、最新のスピーカーであるTAD-CE1がなぜこのデザインにしたのか…。その本位は私には分かりません。設計上こうせざるおえなかったのか、何か意図したものがあるのか…。しかし、このデザインはどこからどう見ても「スピーカー」です。トロピカルオリーブの木目を鏡面仕上げにしています。国産のスピーカーにしてアメリカン…それも80年代のスピーカーのような感覚さえ覚えます。いえ…むしろ先鋭的にさえ感じます。これが良いのか悪いのかは皆様のお好みによりますが、私はこの存在感が何ともたまらないのです。

他にも、追及していきたい所は沢山あります。
一つ一つ究明しながら、このスピーカーの魅力を解き明かしていきたいと思います。

そうそう、またまたまったく関係ない話ですが、先日、長野は戸隠にあるお客様のご自宅へ行ってまいりました。完全に山の中に入っていくのですが、秋の青空と紅葉が最高に気持ちよかったです。時間が無くて温泉に入ってこれなかったのが残念です。
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H.A.L.3 天野
amano@dynamicaudio.co.jp
03-3253-5555

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