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2014年4月 6日 (日)

☆H.A.L.3 News☆-LUMIN-

☆H.A.L.3 News☆-LUMIN-
「LUMIN」

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H.A.L.3では、これからの再生メディアであるPCオーディオ・ネットワークオーディオに注目して展示をしています。特にネットワークオーディオは各社新製品を発表してきておりますが、その中ので、最近多く耳にするのがこの「LUMIN」です。

「LUMIN」とは?
ロサンゼルスと香港に拠点を持つPixel Magic systems Limited(2003年設立)が開発したネットワークプレーヤーです。日本では無指向性スーパーツイーターが話題となった株式会社ブライトーンが扱っています。

スペック:

特徴:
特徴はなんといってもネットワークプレーヤーにしてDSDネイティブ再生が可能であるという事。これまでH.A.L.3でご紹介してきたネットワークプレーヤーの中でDSDネイティブ再生が可能な製品は日本のスフォルツアートのDSP-03ぐらいでした。DSDを再生する為には本体よりも、NAS側の問題がありますが、このあたりはH.A.L.3にご相談頂ければ、適切なNASをご紹介致します。
別筐体の電源を採用しています。オーディオの業界に置いて、電源を別筐体で供給することは優位とされています。電源トランスが信号を司る部分と同じ筐体にあると悪影響を及ぼすとされ、多くのメーカーが採用しています。

ライバル:
ネットワークプレーヤーの大御所LINN「DSシリーズ」。圧倒的な知名度と操作性で現在、ネットワークプレーヤーの代名詞的な存在です。やはり、私はDSシリーズとの比較が気になります。

■DSシリーズとの対比■
DSD再生:
LINNは、現状DSD信号には対応することはないというスタンスを通していますので、ネットワークプレーヤーとしてDSDを楽しみたいという方にはご紹介する事が出来ません。DSD再生はUSBDAC、もしくはハードディスク/SDカードに記録されているものを再生するのが主流です。ネットワークプレーヤーにはNASが必要というのは検討/お使いの方でしたら周知の事と思いますが、このNASが現状DSDに対応していないケースが多くあります。しかし、最近ではバッファローが発売しているNASやシノロジー、QNAPでも一部の製品はDSDの再生が可能です。こういった部分はとてもややこしいので、ご購入を検討されている方は、是非ご相談下さい。

電源別筐体:
上記でも書きました通り、電源が別筐体である事によって音色に優位性が高まります。例えばスフォルツアートが発売しているネットワークトランスポートのDST-01もそうです。ネットワークプレーヤーに限らなければ、ESOTERICやJEFFROWLAND、TAD等がフラッグシップ級の製品で採用しています。しかし、必ず優位であるとも限りません。例えばスペースの問題があります。お部屋をトータルでコーディネートした場合はやはり、LINNのようにシンプルに仕上げた方が良い方も必ずいらっしゃいます。このあたりは、お客様がどのような形で「音楽を楽しむ」かによると思います。
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ラインナップ:
現在、LUMINはこの一機種です。本国では他にも数種類の機種が開発、発表されているそうです。単体販売の価格としては税別\1,000,000ですのでLINN AKURATE DS/Kより少々高いことになります。また、LINNはDSだけでも3機種、さらにDSMやフラッグシップシステムのEXAKTを含めると9種程の種類があります。これは価格やその用途によって選んで頂けます。価格的にみる比較対象としてはLINN AKURATE DS/K、もしくはKLIMAX DS/Kになるかと思われます。

AKURATE DS/Kとの比較:
上記に書きました通り、価格的には税別\850,000のAKURATE DS/Kが妥当な所だと思われます。では、LUMINとAKURATE DS/Kでは音色がどう違うのか。LINNはシリーズを通して、少し柔らかさがある優しい音色と感じています。対してLUMINは比較的、芯のしっかりした前に出やすい音色です。もちろん、どちらの製品もどんな音楽でも良く鳴らしてくれますが、あえて…私の主観で分けるとすれば、クラシックやキレイなジャズに関してはLINN、ポップスやロックなんかはLUMINの方が得意なのかもしれません。LINNは上位機種のKLIMAXで厚めのアルミでボディーを作っていますが、LUMINはそれに近い作り方をしています。このあたりも音質の違いに出てきているのかもしれません。

操作アプリケーション:
操作アプリケーションは重要です。それはネットワークプレーヤーの存在意義にも通じます。ipadやタブレットを使って、手軽に音楽を楽しむ事がネットワークプレーヤーの利便性だと感じておりますが、操作アプリが稚拙で操作が不便だと、ネットワークプレーヤーを使用する意味すら損ないかねません。では、LINNとLUMINではどうでしょう。
LINNの操作ソフトは自社開発されているKINSKYを使用致します。私もDSを扱うようになってから使っています。ディスクにすると数千枚という膨大な情報をNASに集約する場合、その保存方法が重要になります。特にクラシックは難しいです。作曲者でフォルダ分けをするのか、指揮者なのか楽団なのか時代なのかレーベルなのか。このあたりはユーザー様のセンスによります。もちろん、これはLUMINでもそうです。このあたりの使い勝手はLINNもLUMINも同等です。しかし、最もこの両者で違うのは、通信の方法です。LINN KINSKYはその都度、情報を取りに行きますので、実はジャケットが表示されるまで数秒のタイムラグがあったりします。これはWi-Fiの速度にもよりますが、多少不便に感じる事があります。対してLUMINも独自のアプリケーションを作っています。特徴的なのは、立ち上げると最初にNASの中の情報を全て取りに行きます。その為、最初に数分間読み込みの時間が必要です。これはタブレットをWi-Fiの環境から外すと必ず必要な作業になります。つまり、普段持ち歩いているタブレットを使用する場合はその作業が毎回必要になります。逆に言えばLUMIN専用タブレットを持っていれば、この作業は必要ありませんので、操作自体はLINN KINSKYよりも便利かもしれません。ipad/ipadminiがネットワークから外れた場合と新しい音楽をインストールした時はこの作業が必要になります。ちなみに、LINN KINSKYは Windows、Mac各種(ipod/ipad/ipadmini)、Androidに対応しています。LUMINは現在ipad、ipadminiのみ対応になっています。
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…以上がLUMINのご紹介とLUMINとLINN DSの比較になります。他にも細かい部分で違いがありますが、検討される際の重要な部分としてはこのような所ではないでしょうか。
とても面白い製品が登場しました。今後、こういった製品が増えてくると思われますが、H.A.L.3は常にアンテナを張って皆様にご紹介していきたいと思います。


H.A.L.3天野
amano@dynamicaudio.co.jp
03-3253-5555

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