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2012年6月 7日 (木)

☆H.A.L.3 News☆

☆H.A.L.3 News☆

AVALON「Idea」\1,092,000(込)

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去年のインターナショナルオーディオショウにて登場したAVALONの新作。
昨年同価格帯のスピーカーを集めてイベントを行った際に、イデアもありました。
その時は、TADのE1という注目株があったため、情けないことに特段取り上げておりませんでした。
昨日、改めてH.A.L.3に来たIdeaをじっくり試聴した結果をブログに書きます。

AVALONの血統
AVALONといえば、最上級機Sentinelに始まり、Isis、Time…とそのラインナップの数は日本で扱っている製品だけでも10にのぼります。その中で今回ご紹介するIdeaは末弟Symbol3の一つ上になります。とは言っても定価にして100万円を超えるハイエンド機であり、その形状は上級機たちの血を確実に引いている事が伺えます。

簡単にスペックを載せます。
ユニット:
3.1cmオリジナル複合素材ネオジウムトゥイーター×1
17.5cmノーメックス&ケプラー複合ウーファー×2
能率:88dB
インピーダンス:4Ω
周波数帯域:28Hz~22kHz
寸法:W219×H902×D254mm
重量:27.2kg

まず、AVALONのスピーカーの特徴はツイーターにあります。
製品によって色々な素材があります。例えば、名機Diamondはその名前の通りダイヤモンドを使用。中堅Indraはセラミック複合材を使用しています。ではIdeaのツイーターはどうでしょう。Ideaではネオジウム複合素材を使用しています。ピュアオーディオでネオジウムツイーターが採用されるのは珍しく、カーオーディオや業務機に採用される事が多々あります。セラミックやダイヤモンドツイーターと比べると質感や明瞭度は落ちるものの剛性が高く、力強い音色が特徴です。しかし、AVALON独自開発したこのツイーターはネオジウムをベースに完成度が高く、聴いていて高域のレンジは全く違和感はありません。

中低域に採用されているユニットはノーメックス&ケプラー複合材です。
ケプラーはエンクロージャーなどにも採用される事が多く親しみやすいものですが、ノーメックスとは?ノーメックスとは耐熱防護服などに内容される繊維のことだそうです。(このあたりの難しことはよくわからないので、ご了承ください)ユニット自体を触ってみると、思っていたよりも柔らかく固めの布のような質感です。これもオリジナルということですので、AVALON側で調整しているのでしょう。私がIdeaで最も感激したのはこのユニットが受け持っている帯域の音です。ある一定の周波数帯域に残る深い余韻と響きがなんといっても甘美です。女性ボーカルの低域や弦楽器の重奏。これを文章にするのは難しい…。
上級機のようなダイナミックさは欠けるものの、中堅ハイエンド機としてこのキャラクターは一押ししたいものです。

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もうひとつの特徴といえばサイズ。
写真を見ていただければお分かりの通り、H.A.L.3おすすめフランコ・セルブリン「アッコルド」よりも小さいです。しかし、音はAVALONカットによるものなのか後ろに傾斜している為なのか、はたまたアンプ等の組み合わせなのか、音像は中央上部に定位するし、広がりもあります。

人それぞれ、好き嫌いはあるにしても、この価格帯のスピーカーをお探しであれば必聴のスピーカーです。音楽は選びません。私はこのスピーカーで聴くコーラスが大好きです。


H.A.L.3 天野
amano@dynamicaudio.co.jp
03-3253-5555


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