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2011年5月15日 (日)

日東紡音響エンジニアリングANKH レポート

今回は日東紡音響エンジニアリングから発売されたANKHをご紹介させていただきます。

日東紡音響エンジニアリングは音に関する様々な仕事を行なっている会社ですが、今から2~3年前に森の音場を家庭やスタジオでというコンセプトの元作り上げたのが、
AGS(Acoustic Groove System)。その中で一般普及モデルとして作成したのが1号モデルの「SYLVAN」となります。

「SYLVAN」を元に、サイズ等を変更して作られたのが今回ご紹介させていただくANKH
(アンク)となります。またそのANKHをコーナーに設置できるように作り上げたのが、コーナーANKHとなります。

これで基本モデルが3つになりました。

Sylvanr_5 Ankh_r

C_ankh_2

そこで各モデルの使いこなしをレポートさせていただきます。

商品ラインナップは下記をご覧下さい。

<プライスリスト>

<SYLVAN>

●SYLVAN サイズW40×D20×H140 \210,000(税込)
●SYLVANスタンド W38×D40×H24 \37,800(税込)

<ANKH フラットタイプ>
●ANKH ST12 サイズW60×D23×H120 \262,500(税込)
●ANKH ST15 サイズW60×D23×H150 \294,000(税込)
●ANKH ST18 サイズW60×D23×H180  \357,000(税込)
●ANKH ST06 サイズW60×D23×H60  \136,500(税込)

ST12とST15は標準品でそれ以外は特注品となります。

<ANKHコーナータイプ>
●ANKH CO12 サイズW40×H40×D120 \294,000(税込)
●ANKH CO15 サイズW40×H40×D150 \346,500(税込)
●ANKH CO18 サイズW40×H40×D180 \399,000(税込)
●ANKH CO06 サイズW40×H40×D60  \178,500(税込)

受注生産となります。(3~4週間)

●ANKH OP1(スタンド)W60×D23×H30 \37,800(税込)
●ANKH OP2(脚)W7×D33×H3 \31,500(税込/セット)
●ANKH OP3(脚)W7×D39×H3 \34,650(税込/セット)

1)部屋のコーナーにCORNER ANKHとスタンダードのANKH、そしてSYLVANを設置しその
違いを比較しました。

●SYLVAN設置時

音像の定位がはっきりし、重心が下がるイメージです。木の響きも若干感じられ、全体的に中低域が厚くなり、音に芯が出てきます。エネルギー感が増しますので、ジャズやオーケストラなどで音をもっと前面にだしつつ、立体感が欲しいというお客様には非常に好まれるのではないかと思います。

ただ吸音されているような感じもあり、ステージ感は若干ではありますが、失われる感じもあります。

とはえいリスリングポイントが広くなり、顔を動かしても定位が散漫にならないところが素晴らしい

●スタンダード ANKH 設置時

こちらはSYLVAN同様な効果にプラスしてステージ感が広くなった感じがします。
SYLVANほど前面にでてくるエネルギー感は少ないのですが、逆に全体的に奥行きが出た分立体感を感じます。情報量も増えたように感じます。スケール感を重視する場合こちらの方をお勧めしたところもあります。エネルギッシュに楽しみたい場合はSYLVANの方が良い部分もあるようです。

●CORNER ANKH 設置時

さすが最後に完成しただけのことはあります。

SYLVANを試聴した時には良い意味で、リアル感があるのですが、音楽が真面目に聞え
てしまい、遊びが少ないように感じましたが、このCORNER ANKHはとにかく音が広いというか、開放感があります。それでいて音が散漫にならず、音像がしっかり浮かび上がり、オーケストラや室内楽、そしてライブなど臨場感が高まるイメージを持ちます。
ステージが広くなると曖昧になるところもあったり、薄くなるところもあるのですが、それを全く感じさせず、全てがプラスの方に変化しております。あくまでもH.A.L.3の試聴室の場合ではありますが、この変化は私の好きな方向に変化してくれ、非常に好感触です。

CORNER ANKHは上からみると5角形になっており、デザイン的にも非常に良いですね。

2)スピーカー設置面のセンターに設置

●SYLVANを2本設置。

SYLVANは1本だけでみるとシンメトリーの構造になっていないため、間隔をあけずに2
本並べて設置しました。

低域のバランスが非常に向上し、音圧が全体的に上がって聞えます。曖昧だった定位もしっかりして、深みが増します。QRDと比べると音像はやや前よりになるとは思いますが、リアリティは非常に増します。ただ私個人的には吸音的なイ
メージも出てしまい、もう少し開放感が欲しい感もあります。
詳しいSYLVANのコメントはこちら

●スタンダードANKHを設置

SYLVANに比べて音像が奥にいった感じがします。立体感に関してはおそらくSYLVANとさほど違いはないと思いますが、エネルギー感は良い意味減り、聴きやすくなった感じです。おそらくスタジオ的なイメージはSYLVANだとは思いますが、開放感があり、ステージが広くなる分楽しさはこちらのほうが上に感じました。SYLVANと違いシンメトリー構造になっているので1本から楽しめるのも良いですね。

スタジオ録音をリアルに再現といった面ではSYLVAN。クラッシクやライブ盤を楽しみたいということであればANKHというイメージを持ちました。ただ複数組み合わせるのであればANKHをお勧めしたいですね。

3)部屋の両サイドに設置(一時反射面)

●SYLVANを2本設置。

部屋のサイドも重要だということが本当に良く解ります。木を使っている分響きが落ち着き、また雑味が減り、安心感を覚えます。
サイドに設置したときでもリスニングポジションが大きく変化し、定位が崩れにくくなります。

SYLVANはシンメトリー構造ではないため、左右に使う場合は、起きかたで変化いたします。響き方が違いますので、お持ちのお客様はお試し下さい。

●スタンダードANKHを設置

実にステージが広くなります。ただヴォリューム次第ではSYLVANと比べると暴れて聞<えるところもあります。

コーナー、センター、サイドともに変化の仕方は同じで、SYLVANの方が音の厚みがあり、エネルギー感が増すのに対して、ANKHの方が開放感がリ、響きが豊かですね。

音楽をどう聴きたいか、そしてデザインも含めてご検討いただければと思います。

さて、今回コーナーANKHを使って高さによる違いも試聴しました。

120cmと60cmタイプの2機種を使い、120cmの状態と180cmの状態で試聴しましたが、その差は、予想より大きく驚きました。

個人的にVOCALの口の位置は少し高めの方が好きなのですが、高すぎると全体的に上ずってしまうのですが、180cmのコーナーANNHの場合、音像が上にも下にもしっかり伸び、上下感の定位が非常に良くなり、VOCALの位置もしっかり上がり、しっかり定
位します。リアリティが非常に増し、スケール感も広くなりますが、ANKHが持つ特有<な響きが前面に押し出す気配もあります。しかし全体的にみると最初から180cmをお勧めしたいところです。

ルームチューニングも吸音派と拡散派に分かれると思いますが、日東紡音響のANKH、SYLVANはバランスが取れており、どちらのお客様にも高い評価を頂いております。

今まで数件のデモをお客様で行なっておりますが、悪いイメージを持たれておりません。ただデザイン的な面やスペース的な問題、そしてご予算的なものもあると思います。

しかし導入されたお客様の中にはコストパフォーマンスが高いという言葉も頂いております。

是非お客様が頑張ってお揃えになった機器たちをもっと輝かせていただければと思います。

*持込試聴もご相談にのらせていただきますので、、お気軽にお問い合わせ下さい。

4F H.A.L.3 島 健悟

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