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2011年4月25日 (月)

こんな音待っていた・・・オーロラサウンド「CADA」

オーディオを聴いてここまで感激するのは何年振りだろう・・・オーディオに何を求めるのか、人それぞれだと思いますが、音楽の生命力を聴きたいのでしたら是非注目してほしい、そんな製品をご紹介します。

Resize0272_2 オーロラサウンド・・・おそらく聞いたことのないメーカーだと思います。もちろん私も全く知りませんでした。簡単にご紹介します。オーロラサウンドは、大手半導体会社でデジタルオーディオビデオ関連のLSIを担当していた唐木シノブ氏が興したブランドです。唐木氏は中学生のころから真空管、トランジスタで自作をするほどのオーディオマニア。友人、知人のための作ってきたアンプ設計のノウハウとサラリーマン時代の半導体技術を生かし、自分の理想とする製品を出そうと脱サラしたとのことです。M2TECHのhiFaceバージョンアップも行い好評とのことですが、メーカーとしての製品はこれが初めてになります。

「CADA」は、USB、TOS、SPDIF入力と24bit/192kHz対応DACを搭載した真空管プリアンプです。CD,PC, そしてアナログも全部つながってほしいという願いを込めて" Control Amplifier for Digital Audio"の頭文字から付けられました。

Resize0274 大きすぎず、小さすぎない丁度良いサイズにシックなデザインは良いと思います。シャーシ全体は8mm厚、天板、底板、側板、10mm厚パネルを使用、総重量13.3kgという強靭でソリッドな筺体。持つとズッシリです。入出力端子はロジウムメッキのしっかりしたものを採用。アナログ入力はアンバランスが2系統、出力はアンバランス、バランスが各1系統です。どちらかと言うとデジタル入力が充実しています。プリ部は、直熱三極管の3A5、高価なファインメットコアの出力トランスを備えた贅沢な構成です。

上記のように、この製品の「売り」の半分はデジタル入力なのですが、まず今まで通りディスクプレーヤーをアナログ入力してプリアンプとして聞いた音を評価したいと思います。試聴室のリファレンス、B&W「802DIAMOND」パワーアンプはGOLDMUND「TELOS250」、SACDプレーヤーESOTERIC「K-01」のプリとして使用しました。全てアンバランス接続です。残留ノイズもトランジスタプリと同レベル。気にすることなく音楽に浸れます。

バッハのバイオリン協奏曲(CD)をかけました。トゥッティーで弦楽器がきつく聴こえることが多く、そこをチェックするのが目的だったのですが、溌剌とした合奏がB&Wから飛び出してきたので聴き入ってしまいました。バイオリンが艶やかで聴いていて気持ちの良い音です。トゥッティーも問題なし、というか素晴らしいです。

Resize0273_2 今度はキース・ジャレットのスタンダードVOL.1、スポットライトが当たったステージが目前に広がります。ゲーリー・ピーコックのベースがブルンと弾み押し出してきます。ピアノも潤いを帯びきれい。トリオの一体感が良く出ます。キースの声も音楽として聴こえます。

SACDではなくCD2枚を聴きましたが、ぎすぎすしたところのない、フレッシュな演奏を楽しめました。弦楽器、打楽器、声の質感が自然、何よりも生き生きとした音楽表現が素晴らしいです。もちろん空間の広がり、楽器の前後感も良く出ます。こんな音を待っていたというのが率直な感想です。

ここまで音楽を愉ませてくれるプリが50万円代なのは驚きです。まだデジタル入力は試してませんが、仮にこの機能がなく、ただのプリアンプだったとしても非常に魅力的な製品です。今後パワーアンプも計画中とのこと、是非注目して頂きたいメーカーです。(上遠野)

オーロラサウンド 「CADA」 定価\592,000(税込)
http://www.aurorasound.jp/CADA.pdf

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お問い合わせは、H.A.L.3島(shima@dynamicaudio.co.jp)、上遠野(ken@dynamicaudio.co.jp)までお願い致します。

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