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2011年2月14日 (月)

U-BROS20について

Ubros20  アナログ・ディスクは、人間の聴感特性を前提に、現実として考えてみた場合、サンプリング周波数が無限大、ビット数も無限大、といった見方ができるといっても決して誇張ではありません。ですから、演奏/録音の優れたアナログ・ディスクの出現を、私自身も待望している次第です。音の入口の部分であるプログラム・ソースのクオリティが低ければ、アンプやスピーカー・システムがハイ・クオリティ化を図っても、ナチュラルなサウンドが得られないからです。現状のデジタル・ソースに対して、クラシック音楽ファンは弦が刺激的/人工的である、ジャズ・ファンはアコースティックな響が死んでしまっている、といったような不満をもっておられるようです。だからアナログ・ディスクが見直されているのでしょう。

 フォノ・イコライザ-内蔵プリアンプのU・BROS-1、フォノ・イコライザーのUTY-6、UTY-7は、いずれもが電源部を独立させていました。ハムの問題、交流磁界が増幅部におよぼす音の濁りの問題を考えますと、電源部を独立させるのがベストといえます。UTY-7では、こういった考え方を徹底させて、増幅部には交流磁界を入れない設計とし、交流成分は音声信号のみ、といった形でまとめた次第です。UTY-7はこういった設計に加えて、完璧といえるシールド・テクニックを駆使しておりますますので、電源部の上に増幅部を置く、といった電源部と増幅部を近接させたセッティングを行っても、音質の劣化が皆無という成果が得られております。こういった成果を活かして、シールドの完璧な電源部とシールドの完璧な増幅部を、ワン・シャーシにまとめてしまう、といった形で、U・BROS-20をまとめてみました。したがって、U・BROS-20は外観的には電源部/増幅部一体型ですが、内容的には電源部/増幅部の完全独立型の性能を誇っています。このU・BROS-20はプリアンプのU・BROS-28の上(下)に置く、といった近接させたセッティングを行ったとしても、ハムを引いたり、音が濁ったりすることはありません。セッティング・フリーとなっています。中味の電源部と増幅部の独立設計を反映させて、左サイドが電源部、右サイドが増幅部、といったパネル・デザインでまとめております。

長年の私の経験から独自の3段構成のNF型としており、NFBを2段目のプレートから1段目のカソードに戻し、さらにPFBを併用することにより、ハイ・クォリティーと高安定性を両立させています。3段K-K方式NF型(俗にいうマランツ型)は、基本的にアンプであってはならない発信現象を生じますので、敬遠しました。電源の安定化に関しましては、ヒーター用、高圧用、ともにコスト・アップに結びつくことが欠点ですが、オーソドックスなπ型フィルターとしており、ダイオードやトランジスタによる安定化は、音質面から採用しておりません。ベルト・ドライブ型、ダイレクト・ドライブ型、といったぐあいに駆動方式を問わず、どのようなターンテーブル・システムにもマッチングするように設計しております。そして、電源ラインからのノイズの混入対策、空中からの高周波ノイズの混入対策、を完璧にしていますから、音を濁らせる要素はありません。

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