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2010年2月 8日 (月)

天ノ視点 NO,375

天ノ視点 NO,375

Ibennto_2 イベント「小型スピーカー比較!!」レポート。
昨日は、私天野担当初となる5階 Audio Fitting roomイベント「小型スピーカー比較!!」を行ないました。総勢13名の方にご来場頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。
有難うございました。
さて…昨日のイベントを振り返ってみましょう。

まず、最初に鳴らしたスピーカーはB&W 805S\346,500.(込)。前もってお話していた中には入っていない機種でした。彼を演奏しようと決めたのはイベント直前のことで、「やっぱり小型スピーカー聴くのであれば805Sを聴かないわけには行かないだろう」と。最も皆様に馴染みのある音だと思います。しかし、ご存知のように、生産が完了している機種ですので、まずは始球式のような…開会宣言のような…これから始めますよ。という挨拶を805Sにして頂きました。
今回、前半の一時間は同じ曲を計八回(805Sも含む)聴いて頂きました。皆様大変お疲れ様でした。
曲はJennifer Warnes/The Hunter Tr,8「Way Down Deep」。単純に比較するのであれば女性ヴォーカルがわかりやすいと思って選択してみました。後は曲頭に入っているパーカッションの低域がどれだけ再生されるのかという所に注目して頂ければと思いました。
私も、全てが揃って比較するのは本番が始めてでしたので、とても参考になりました。(自分で言うのも変ですが)サイズ・価格を越えて、音の作り方やレンジの広さ等、世界各地から集まった音が聴けるって面白いですね。

10分ほど休憩をとってから後半へ。

後半はそれぞれのスピーカーで別の音楽を鳴らしてみました。
Entry NO,1 Sonus faber Minima vintage \450,000.
小型スピーカーをお探しであれば、必ずと言っていいほど聴いた事があるスピーカーだと思います。
Sonus faberと言えば、オーケストラや弦の質感に定評があってそれらを上手く鳴らすのはMinimaVintageも例外ではなく得意です。しかしそれでは面白くないという事で↓↓↓
John Legend / Once agein+1 Tr,1「Save Room」
シンガーソングライターのJohn Legend。男性ヴォーカルとピアノ、ベースなど。途中少しだけロックテイストになる所を綺麗なMinimaがどう表現するのか?バスレフと筐体の箱鳴りがどれほどの迫力を表現するのか?という所が注目ポイントでした。

Entry NO,2 PENAUDIO「CHARISMA」\558,000.
5階に登場してから既に数年が経つこのスピーカー。名前はそれほど広く知れ渡っているわけではありませんが、実力は確かなもの。キチッとセッティングをつめるとまるで水のような透明度が増し、ピントと広がりが爽やかな鳴りを聴かせてくれます。さて、このCHARISMAでどんな音楽を鳴らしたかというと↓↓↓
BARBARA BONNEY / THE OTHER MOZART Tr,5「Sechs Lieder」
ソプラノ歌手の透明度をそのまま聴いて頂きたいと思いました。「自然に鳴らす」「押し付けない音」「澄んだ朝の空気」。お客様の評価ではこんなコメントを頂きました。本当はこのスピーカーでフュージョンやポップを聴いて頂きたいのですが、今回は一曲だけでした。

Entry NO,3 WestLake Audio「Lc-4.75」\398,000.
サイズに反比例する音という点において、今回登場したスピーカーの中では最も意図しているように感じます。小口径のユニットでスピードの速い正確な音を聴かせてくれるLc4.75はモニター的な要素を含んでいます。このスピーカーで鳴らした音楽はこれ↓↓↓
BBQ(THE BROOKLYN,BRONX & QUEENS BAND) / Tr,4「STARLETTE」
ファンキーでソウルフル。音というよりもグルーブを聴いて頂きたかったのです。JBLの大口径でガッツリ鳴らすファンクではなく、小口径でパンッと前に出てくる正確な音に思わず踊り出してしまいそうになります。

Entry NO,4 Audio Smile「Kensai」\480,000.
最後まで、選曲に迷いました。今回登場しているスピーカーの中で最もサイズの小さいKensaiの可能性を試したい!ということでオーケストラを聴いてみました。
ペーター・チャイコフスキー / 弦楽セレナード ハ長調 作品48 第二楽章
実は、今回の選曲の中で最も面白かったと思っています。リボンツィーターが採用されているのでさすがの高域の美しさ、きめ細く、重奏の質感や雰囲気があのサイズのスピーカーが余す所なく鳴らす姿は快感ですよ。スピーカーは「見る」ものではなく「聴く」ものなのです。-パンフレットより-

Entry No,5 Joseph Audio「PULSAR」 \950,000.
今回のイベントを開催するきっかけになったスピーカーです。多くのお問合せを頂いていました。上級来のPearlの評判の高さもあると思われます。最初にここで音を聴いたときは少し寂しく感じましたが、つめればつめる程良く鳴っていくPULSARに愛着が湧きました。音の数が多く、粒子が細かい、キラキラと輝く高域が聴こえたかと思えば今回登場した小型スピーカーの中では最大を誇る筐体の鳴らす低域。やはりPULSARはオーケストラを鳴らしたいということでこちら↓↓↓
ベートーベン / ピアノ協奏曲 第五番 変ホ長調「皇帝」 第一楽章
ピアノが得意なスピーカーは良いスピーカーだと勝手な持論を持っているわけですが、PULSARの鳴らすピアノは気持ちがいいです。粒立ちが良くて後味や余韻が細かく長い。単音のはずなのに叩いてから響く一瞬の工程が聴こえてくるようです。その後ろのオーケストラがしっかりと定位して現れます。リアリズムと幻想感が上手く合わさっている印象です。

Entry NO,6 Audio Machina「CRM」\980,000.
インパクトを与えてくれる逸品です。「これはどんなスピーカーだろう」と興味を引き、音を聴くと信じられないくらいリアルな鳴り。ユニットがしっかり動作して100%動いているのだと感じさせてくれます。そんなCRMで鳴らした音楽はこちら↓↓↓
Johnny Bristol / hang on in there baby
ソウルフル、ファンキー…そしてラブリーな一曲。お客様から奨めて頂いて、最近の一番のお気に入りでした。ベースからヴォーカル・ギターなど、聴いて欲しい所は沢山ありましたが、まずはそれらをあわせたグルーブ感とあの小さな筐体、ユニットが奏でる鳴りっぷり。ぎゅっとユニットをグリップして無駄な動きをさせないイメージが良く出たと思います。今回の注目スピーカーの一つでもありました。

Entry NO,7 Kiso Acoustic HB-1(マホガニー)\1,300,000.
最近、注目されている小型スピーカーの中で一際印象深いスピーカーです。
先にご紹介したCRMとは正反対のコンセプトのもと誕生しました。エンクロージャーは鳴らさないに越した事は無い。スピーカーはユニットの音を正確に再生するべきだ…という考え方を否定しています。そして再生される音は唯一無二の「響き」を聴かせてくれるわけです。
Miles Davis / Kind Of Blue「So What」
言わずと知れたジャズの帝王マイルスの名盤Kind Of Blueからトラック1「So What」でイベントを締めました。ホーン型のツィーターだから?サイズからは想像できないレンジの広さを聴かせてくれるから?といろいろ思い当たる所はありますが、何よりもHB-1でKind Of Blueを聴きたかった…という至極個人的な理由から選曲しました。もうHB-1で「So What」を聴いて、後は帰ってお酒を呑んで余韻に浸って頂きたい…というか私がそうだったわけです(笑)

と、ドタドタと2時間が過ぎ、間違った所やミスした所も沢山ありましたが、なんとか始めてのイベントが終わりました。最初にも申し上げましたが、今回ご参加下さいました皆様、本当に有難うございました。これからも何か面白い製品や企画が思いつきましたら、イベントを行なっていこうと思います。

amano@dynamicaudio.co.jp 5階 Audio Fitting room担当天野

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