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2009年1月22日 (木)

リハーサル

Ambient 1 -Music For Airports
「Ambient 1 - music for airports」 Brian Eno

より深く知ろうとすることと、
より多くを知ろうとすることにそれほど違いはなく、
どちらもその過程において
いくども宿命的な力に屈服するも、
大小様々な恥や見栄、プライド、その他をさしだして
敗北をチャラにしながら進んでいきます。

積極的に音楽を聴く。
そもそも、音楽を聴く行為自体が受動性を含んでいるから、
積極的にっておかしいけど。
大半の音楽は積極的に聴かれることを前提に作られています。
でもそうじゃないのもある。
BGM。
スーパーではフュージョン。
バーではジャズ。
美術館ではクラシック。
しかしこれらは本来、積極的に聴かれる目的で作られた音楽を
なかば強制的に「無視してもいい」立場に位置づけているので、
ちょっとかわいそうなんです。
だから、環境に溶け込んだり、
環境を演出したりするために作られた音楽もあるわけです。

アンビエントは、
リズムが一定のようで一定ではなく、
規則性と不規則性が不規則に混在しています。
ミニマル・ミュージックのスティーヴ・ライヒは、
曲の真ん中が一番盛り上がるように、
アーチ型構造の楽曲を作ったりしてますが、
アンビエントには基本的にサビと思われるような部分は存在しません。
でも積極的に聴けば聴くほど、
何かに似ていることに気付くのです。
自然です。
川の流れる音。
木の葉と木の葉がすれる音。
波の音。
それは単なるヒーリング・ミュージックではなく、
大昔から我々と共に存在した音楽。

いつから人間がわがままになったのか知りませんが、
考えることはいよいよ頭をおかしくしてしまいかねない。
僕たちがいつ自然にかえってもいいように、
この音楽はそのためのリハーサルなんです。


seki@dynamicaudio.co.jp

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