« H.A.L.3☆年末展示情報 | トップページ | 天ノ視点 NO,264 »

2008年12月30日 (火)

接続詞

Up All Night
「UP ALL NIGHT」 John Scofield

まだ小さかった頃、
本当は現実の世界が夢で、
夢の世界が現実なんじゃないかと、
疑っていました。
昨日の現実と今日の現実がうまくつながっていないことを、
不思議に思ったからです。
一日一日は箇条書きで、
今日は決して、昨日の続きではなかったのです。
僕にとっては。

ジョン・スコフィールドの良さは、
音楽を箇条書きではなく
一つの物語にするための接続詞のかっこよさ。
彼は、現在のコードの時に
次のコードの音や次のコードを匂わす音を
先回りして織り交ぜるのが非常に上手い。
そうすることで、
音楽の断片と別の音楽の断片がスムーズにつながり、
聴き手は、統一された一つの物語として、
それを認識することができるのです。
逆に言うと、
ジョンスコのフレーズは
各小節ごとで切り離してしまうと、
まったく音楽にならなくなってしまうこともあります。
すべてがそろって、はじめて形になるのです。
それでこそ音楽。
ほんとにすばらしいプレイヤーです。

今日と明日を
すてきな接続詞で
つなげていきたいですね。


seki@dynamicaudio.co.jp

|

« H.A.L.3☆年末展示情報 | トップページ | 天ノ視点 NO,264 »