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2008年12月17日 (水)

モアレ

Seresta
「Seresta」 Stochelo Rosenberg

これはジャズじゃないとかジャズっぽいとか、
大の大人がそんなつまらない事を言うのは、
もうやめにしませんか。

バップに似た言語は、
同時期にヨーロッパでも生まれていて、
アメリカでは管楽器から生まれたのに対し、
ヨーロッパでは弦楽器から生まれました。
僕は管の「ダイナミクス」より、
弦の「ゆらぎ」の方が好きです。
「ゆらぎ」とは「スウィング」であり、
音楽がスウィングするために、
弦楽器の力に頼っている部分が大きいと思うからです。
とくにウッドベースですね。
規則的なゆらぎは、
別の規則的なゆらぎとかさなることによって、
「うなり」を引き起こします。
モアレ的に。

ジャンゴ・ラインハルトなどが有名な、
マヌーシュ・スウィングや
昔のパリの下町の音楽、ミュゼットなんかは
明らかにダンスミュージックであり、
ワルツでありジャヴァです。
「何のための音楽か」というのは、
とても興味のあるカテゴリーです。
祈りのための音楽。
集団暗示のための音楽。
癒しのための音楽。
舞踏のための音楽。
個人的な感情を表現するための音楽。
音楽研究のための音楽。
どの目的が人としてより健全であるかではなく、
どの目的も弱さや淋しさを拡大スキャンしただけなのです。

今聴いてる音楽で
心と体がいっぱいになれないなら、
聴いてる意味なんてないの。


seki@dynamicaudio.co.jp

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