« 天ノ視点 NO,213 | トップページ | JOB「PRE L」&「150 TE」☆期間限定展示 »

2008年7月31日 (木)

名曲の要素

Introducing

「Introducing Wayne Shorter」 Wayne Shorter

名曲の要素の一つとして、
「メロディの覚えやすさ」があると思いますが、
これには、「リズム」が大きく関係しています。

いくつか例を挙げてみます。
「おさかな天国」
「崖の上のポニョ」
「DESIRE」-中森明菜

これら三つの曲に共通するのは、
「一拍半フレーズ」です。
まず、おさかな天国では、
「さかなさかなさかな~」の部分。
ポニョでは、
「ポーニョポーニョポニョ」の部分。
中森明菜では、
「ゲラッゲラッゲラッゲラッ」と、
「ダンスダンスダンスダンスほ~ど~」の部分。

これら「一拍半」とは、つまりは3個でひとかたまりなので、
奇数拍ということになります。
しかし、曲自体は4拍子なので偶数拍ということになります。
偶数拍の曲の中で、
奇数拍のフレーズを切れ目なく繰り返すと、
ことばの頭がどんどんズレていきます。
「ダンスダンスダンスダンス・・・」は、

ダンスダ、ンスダン、スダンス

と、なっているわけです、4拍子上では。
そして、それぞれの頭の文字だけを見てみると、
「ダ・ン・ス」となります。

これはサブリミナル効果ではありませんが、
一種の解決感です。
「ダンスダ」とか「ンスダン」で止めてしまうと、
なんだか気持ち悪いですよね。
そういう不安感が、
「ダンスダンスダンスほ~ど~」までを一息で聴かせる(歌わせる)ことにより、
安心感に変わります。
一度不安にさせといて、最後に安心させてあげる、
聴き手に歌詞とメロディを一瞬で覚えさせる効果的な手法だと言えます。

ショーターの作曲能力には目を見張るものがあります。
あらゆる効果的な手法を随所に輝かせながらも、
一つの曲に統一感があり、ハーモニーの美しさも抜群です。


やはり、私たちのDNAはすべて
同じフォーマットの上に成り立っているのです。


seki@dynamicaudio.co.jp

|

« 天ノ視点 NO,213 | トップページ | JOB「PRE L」&「150 TE」☆期間限定展示 »