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2008年2月 3日 (日)

間柄

Vontade De Rever Voce
          
「Vontade De Rever Voce」 Marcos Valle

たしかにジャケットはオッパッピーですが、
内容は超クールでかっこいいアルバム。
なにせ「シカゴ」と「リオン・ウェア」が参加してますから、
かなり都会的なAOR作品に仕上がってます。
海的な都会。
こういう音楽って、ベビーパウダーみたいにサラサラして
フワフワしてて気持ちいいですね。

ところで、あまり関係ないですが、
以前(かなり前)インサイドとアウトサイドについて
ちょろっとお話ししましたが、そのつづき。
インサイドとかアウトサイドとかっていう概念は、
早い話、「音と音の間のハーモニー的な距離」です。
離れれば離れるほど不安定かつシャープなサウンドになります。
インサイドが安心で、アウトサイドが不安。
弛緩と緊張であり、太陽と月。
キャッチーとマニアックであり、安住と冒険です。
ただ、音楽は頭で理解するより雰囲気を感じとった方が楽しいので、
雰囲気を感じとる方法をご紹介します。

4つの音を使います。
まず、ルート(最低音)をC(ド)に固定します。
(これはこの先ずっと動かしません。)
次に、そのまま高い方にトライアド(三和音)を乗せます。
CでもDでも何でも構いません。
つまり、分数コードの形をとります。?/C
で、そのルート(この場合はC)とトライアドを一緒に、
「じゃ~ん」とか「ポロ~ン」とか弾いてみます。
そして出てきた音がまさに前述した二つのアルファベットの間柄を示すものです。

CとCはもちろん同一なので間柄はありません。Cそのものです。
CとDだとD7になりますが、Dルートよりも明るい雰囲気。
CとB♭は調性があいまいだがフュージョン系でよく使われるさわやかな性格。
CとG♭なんかは最もアウトサイドな、奇妙でシャープな間柄。

などなど、この方法を使えば容易に音の持つ性格を感じとることができます。
音楽は、音と音との間柄をさらに縦へ横へ斜めへとつなぎ合わせて構成されている、
という見方もできます。
人間と同じように、音にも一つ一つ性格や役割といった「個」を示すものがあります。
どちらも使い方次第でいかようにも変化しうるものです。


seki@dynamicaudio.co.jp
                                                                                                           セキ



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