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2008年1月 7日 (月)

卵のから。

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最近の音楽は、
ジャンルの多様化にともない、
トレンドも様々であり、
回帰やら復刻やらの商業戦略も手伝ってか、
いわゆる「流行りもの」を決定するのが困難な時代になりつつあると思います。

どういうわけか、
「自分が生まれた年の前後五年あたりに生まれた音楽は、
妙に心と体にマッチする。」
という説を勝手に胸に置いています。
不思議なもんで、ほとんどが当てはまるんです。
「思い込み」と言えなくもないけど。

もう一つ、
「現在のポピュラー音楽の原型はブルースであり、
すべてブルースとして解釈し、演奏または鑑賞することができる。」
という説。
これはかなり自身あります。
一般の歌謡曲やジャズ、ロックなどには、
例外なくペンタトニックがあてはまり、
容易にブルースフィーリングを与えることができます。
逆に、曲自体のコードの7thをm7thにずらしてしまえば、
だいたいの曲はブルースにしか聴こえなくなってしまいます。

僕の大好きな「ペイジズ」の「Let It Go」という曲も、
サビの部分にE♭とB♭の繰り返し部分がでてきます。
順番を逆にしてドミナント7thにしちゃえば、
もう泥臭いブルースそのものです。
こんなにきれいな曲なのに。
なんだか、ゆで卵のからをつるつるとむいていくような作業ですね。

どんなに洗練されていても、
人間の本質は何も変わらない。
音楽はそんなことまで教えてくれるんです。


seki@dynamicaudio.co.jp

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