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2007年9月29日 (土)

Rubato

バーチュオーゾ - ジョー・パス 「Virtuoso」 Joe Pass

音楽用語で「Rubato」(ルバート)という言葉があります。
簡単に言うと、ピアノやギターの人なんかがリズムを決めずに一人でポロポロ弾いてるアレです。
しかし、この「Rubato」という言葉はとくに微妙な性格をもっているので、
譜面上にこの言葉がでてきても、その意味を正しく汲み取って演奏できている人は、
実は少ないと思います。
つまりは多くの人が「Rubato」の意味を「リズムが無い」だと思っているということです。
これは重大な間違いだし、陥りやすい間違いです。
「Rubato」の正しい意味は「自由なリズムで」です。
サルでもわかりますが、「無」と「自由」とは全然違います。

もし仮に「リズムが無い」と思って演奏すると、
聴いてる方としては、「何弾いてるのかわかんないよ~。」
ってなことになってしまいます。
これを略すと「NHWY」となります。
NHWYになってしまっている若いプレイヤーは実にたくさんいます。
では「自由なリズムで」はどうかというと、
「自由なリズムで」を意識して演奏すると、
ちゃんと「何弾いてるのかわかる」んです。
略すと「NHWR」となります。

当然ジョー・パスのRubatoはNHWRです。
このアルバムの「How High the Moon」は圧巻で、パスの完璧なテクニックと歌心が胸の奥にズキューンバキューンですな。
学生の時に、女の子にもてたい一心で一度コピーしたんですが、もう忘れちゃってますね、きっと。
いつの日かRubatoな人生を送れますように。


seki@dynamicaudio.co.jp
                                                                                                           セキ

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