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2006年6月 7日 (水)

開けてがっかりの巻

数十年自宅で使っている某メーカーのレコードプレイヤーのフォノケーブルが断線してしまった。別に高価な代物ではないが、物心付いた頃には近くにあり、思い入れのあるモノだったので自力で修理してみることにした。

新しい導線をハンダ付けするだけだから楽勝だろう、って底蓋を開けたら…

なんだこれ

木の箱の中には想像していたよりずっと複雑な回路と何色ものケーブルが錯綜していた。

うわ。こりゃ大変かも…ちょっと待てよ?複雑?錯綜?
「LP12」はもっとシンプルだったぞ?

よく見ると回路のほとんどはアームの自動制御(曲が終わったら勝手に戻る)といった音の伝達には直接関係のないものだった。
しかもそれら余計な部品は必要な部品を物理的に阻害している。
導線は捻れ、引っ張られ、接触している。

なんだこれ
なめているのか?

このプレイヤーが製造されたのはレコード全盛期。
家電メーカーがオーディオに参入し群雄割拠。安くて手軽な商品が世の中に広く出回った時代だ。ブームというのは恐ろしい。きっとこれを設計した人物は外部からの様々な要求に答えなければならなかったのだろう。
「もっと安く作れ!もっと便利にしろ!」

哀れな建築士の名が脳裏をよぎった。

Nakami_1 写真は「LP12」の美しい内部構造 「こうでなくては!」

6F 佐藤 sato@dynamicaudio.co.jp

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