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2006年6月 9日 (金)

5555 Mozart HOUR in H.A.L3 vol.6

こんばんは。
関東地方もいよいよ入梅、クセ毛の髪が更にうねる季節となり、少し憂鬱な、宮川です。

それでは今週のモーツァルトです。P1010011
弦楽四重奏 第18番 イ長調
弦楽四重奏 第19番 ハ長調

アルバン・ベルク四重奏団 / 1989年録音

今週が最後の2曲となりますハイドンセットのご紹介です。
第18番、セット中で最大規模の曲。モーツァルトらしい柔らかさの中にも、以前とはやや異なり、奥深さのようなものを感じます。この頃から、モーツァルトの作曲の仕方が、聴衆を意識したものから、自分自身の内面に向けてのものへと変化するようになったそうです。ベートーヴェンがこの曲を好み、第4楽章を自ら写譜したというのは有名なエピソードです。
ハイドンセット、最後を飾る第19番。別名「不協和音」。第一楽章冒頭部から、極めて大胆な和声進行を持つ不協和音で構成された序章が印象的です。あまりに大胆なコード進行のため、出版当初は写譜の間違いではないかとまで言われたそうです。

モーツァルトの最も美しいとされる四重奏曲はこの「ハイドンセット」に集中しています。ハイドンの「ロシア四重奏曲」から彼が受けた衝撃はどれほどのものであったのでしょうか。優れた芸術家同士というのは、互いに影響しあい、高めあっていくものなのですね。

4F H.A.L.3   宮川 いより

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